余った「サーモンの皮」は捨てずに取り置き!洗浄に2週間…”おしゃれに”アップサイクル【エコナビ香川】
岡山放送
瀬戸内のエコな話題をお伝えするエコナビです。今回取り上げるテーマは「サーモンの皮」。このような魚の捨てられる部分をアップサイクルして、余すところなく使おうと東かがわ市の中小企業が始めた取り組みを取材しました。 東かがわ市でスモークサーモンを製造・販売する「讃岐スモークサーモン」。この地で創業して、約半世紀とのことです。 Q:サーモンの余った部分を活用していると聞いたのですが (讃岐スモークサーモン 山下泰弘社長) 「皮を取り置きして活用しようと」 ・・・軽いけど、丈夫ですね これまで年間約1800枚廃棄していたというサーモンの皮。何かに使えないかと試行錯誤した結果あるアップサイクルに成功したといいます。 この皮が何に変わるのでしょうか。 (讃岐スモークサーモン 山下泰弘社長) 「皮を機械に入れて洗浄します」 Q:魚の皮を洗うんですか?何分くらい? (讃岐スモークサーモン 山下泰弘社長) 「2週間」 ・・・2週間洗う?すごい 皮を洗う専用の機械に入れ洗うこと2週間。 (讃岐スモークサーモン 山下泰弘社長) 「2週間洗ったものがこちらです」 (森下花音アナウンサー) 「真っ白!」 魚の皮だったとは思えないほど、黒かったサーモンの皮が見事な白に変わりました。 そして、色を付けると…廃棄されるはずだった皮が漢字を変えて「革」にアップサイクルされました。 (森下花音アナウンサー) 「触ると魚のうろこの感じもある。見た目も魚のうろこがしっかりでている」 アップサイクルした革、「サーモンレザー」で作ったのがカバンや手袋など様々な生活用品。現在は試作段階ですが、2025年1月頃に商品化の予定です。 (讃岐スモークサーモン 山下泰弘社長) 「東かがわ市は漁業の町でもあるので、これからはブリなどもやってみたい。食品はロスが出るので知恵と工夫で捨てないようにする」
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