【卯年】2023年活躍したうさぎを振り返る 『ミッフィー』に『シルバニア』も
2023年は「癸卯(みずのと・う)」のうさぎ年、うさぎが主役の1年でした。今回は、2023年に活躍したうさぎたちを振り返ります。 【画像】おぱんちゅうさぎ、8月2日“パンツの日”が誕生日 パーティー会場が30分で満杯に
■作者の第一作発売から70年 今もなお愛される世界的うさぎ
世界中で愛されるうさぎの女の子『ミッフィー』。その生みの親であるディック・ブルーナさんが1953年に初めて絵本(『de appel(りんごぼうや)』)を発表してから70年を迎えたのも2023年でした。 8月には作品誕生から70周年を記念し、ミッフィーのほか、くまの男の子『ボリス(ぼりす)』シリーズなどの原画、スケッチ、制作メモなどを展示した『ブルーナ絵本展』(※現在は終了)が開催。ブルーナ作品に共通する6色(赤・青・黄・緑・茶・灰色)についてや、キャラクターが常に正面向きであるのは、子どもたちの正直なまっすぐな目に応えようと思ったから、などそのこだわりを垣間見ることができました。
■誕生から38年で初映画化のうさぎも
これまでに世界70以上の国と地域で展開されているドールハウス&人形の『シルバニアファミリー』は、2023年に初めて映画化されました。 1985年に発売され、38年を迎えた『シルバニアファミリー』。個性豊かなキャラクターたちや、彼らが住む村の美しい自然、精巧な家や家具などが、子どもから大人まで魅了しています。 『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』(全国上映中)は、シルバニア村で開催される星祭りを舞台に、ショコラウサギの女の子・フレアが、みんなを幸せにするため奮闘する物語で、今回CGアニメとして映画化されました。
■“なんかちいさくてかわいいやつ”のおともだち
イラストレーター・ナガノさんが手がけ、SNSで人気となったキャラクター『ちいかわ』。そのおともだち『うさぎ』は、「ウラ」「ヤハ」など大きな声でよく叫ぶのが特徴で、SNSでは「うさぎかわいいマジ天使」「戦闘能力も状況把握能力も高い。かわいいようさぎ。ヤハ!」などのコメントが見られ、愛されています。 “なんか小さくてかわいいやつ”通称『ちいかわ』は、2021年2月に単行本を発売。2022年4月からはアニメも放送され、『日本キャラクター大賞2022』のグランプリを獲得しました。 今年に入っても、3月と4月に東海道新幹線のサービスを提供するジェイアール東海パッセンジャーズが販売した『ちいかわ駅弁』がファンの反響を受けて9月に再販売。10月に開催された『ちいかわ☆星ふるスカイツリー』は東京スカイツリーと初コラボし、キャラクターたちとのグリーティングやスタンプラリー、オリジナル絵馬にお願いごとができるなどの体験型イベントが人気を博しました。また、12月13日からは名古屋で、ナガノさんの原画展「ナガノ展~ちいかわ、ナガノのくま、ナガノ作品の原画が大集合!~」もスタートしています。 1年を象徴する干支(えと)として、私たちを楽しませてくれたうさぎたち。2024年は「甲辰(きのえ・たつ)」のたつ年。どんなキャラクターが世間をにぎわせてくれるのでしょうか。