三重県の詐欺事件

警察官や検事をかたる人物から「薬物事件で取り調べをする」などと言われた三重県名張市の高齢女性が、現金約2620万円をだまし取られました。 　警察によりますと、今年8月、名張市に住む70代女性の携帯電話に、警察官や検事をかたる人物から「暴力団の薬物事件を検挙したら、400万円があなたの口座に入っていることがわかった」などと電話がありました。 　続けて「あなたの取り調べをする」「犯罪のお金が振り込まれているので、すべて出金して、お金を表札の下に置くように」「特殊捜査員が取りに行くので顔を見ないように」などと言われ、指示に従い現金約2620万円をだまし取られました。 　警察は、警察官が捜査のために電話で現金の出金を依頼することはないと注意を呼びかけています。