山にも新緑の季節がやってきました。蔵王では春の例大祭が行われ、多くの観光客が訪れました。 例大祭は、毎年蔵王地蔵尊前で行っていますが、きょうは山頂へとつながるロープウェイの整備のため、標高1331メートルの樹氷高原駅で行われました。 観光関係者やツアー客など150人ほどが集まり、玉ぐしを捧げて、登山客の安全を祈願しました。 【菅原智郁リポート】「樹氷高原駅近くの「百万人テラス」にやってきました。 景色は少し霞んでいますが目の前には鮮やかな新緑。とてもきれいです」 山にやってきた少し遅い春。 樹氷高原駅付近では今まさにブナなどの新緑が楽しめます。 取材した午前11時の気温は14.5度と肌寒い中、観光客がテラスからの絶景と新緑を楽しんでいました。 【インタビュー】「東京はもう新緑が終わってしまっているので、ここに来ると見られるから（来た）。二度目の新緑。」 「きれい。（ロープウェイで）登ってくるときもきれいだったし。また絶対来ようと話していた」 【蔵王地蔵保存会　岡崎宏一会長】「（コロナ禍という）長いトンネルを潜り抜けたかなと思っていて、冬から客が戻ってきた。蔵王はどうしても樹氷が有名だけど、冬だけではなくて春から秋までのグリーンシーズンの良さを堪能していただけるよう願っている」