全日空が天津ジュリアードと協力協定を締結 海外ツアーへの輸送などに協力
【北京=三塚聖平】全日本空輸(ANA)は7日、米ジュリアード音楽院の中国・天津市にある分校「天津ジュリアード学院」とパートナーシップ契約を締結した。全日空が海外ツアーへの輸送などに協力し、天津ジュリアードは全日空のイベントへの演奏参加などを行う。 北京の日本大使公邸で同日、全日空と天津ジュリアードによる調印式が行われた。全日空の中原伸二・執行役員中国総代表は「芸術・文化を日本国内のみならず中国から世界に発信することで、国際文化交流や人的交流を推進していきたい」と強調した。 調印式に同席した金杉憲治・駐中国日本大使は「日中をはじめとする各国の国民交流の一層の拡大、相互理解の増進に寄与することを期待している」とあいさつした。 調印式後、天津ジュリアードによるミニコンサートが日本大使公邸で行われ、北京に駐在する各国の大使らが出席した。