ブラームスの交響曲、力強く OMFのオケBプログラム公演 長野県松本市
長野県松本市で開催中の国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)のオーケストラコンサートBプログラムが16日、水汲のキッセイ文化ホールで始まった。OMF首席客演指揮者の沖澤のどかさん(37)がAプログラムに続いてサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)を率い、ブラームスの交響曲第1番と第2番で重厚なハーモニーを響かせた。 第1番は力強さを印象付ける濃密な調べで始まり、壮大な音色や軽やかなメロディーが観客約1800人を圧倒した。沖澤さんは繊細さと大胆さを兼ね備えた指揮で見事な演奏を引き出した。松本蟻ケ崎高校吹奏楽部出身の洞澤陸さん(25)=佐久市=は「沖澤さんにくぎ付けだった。SKOを小柄な沖澤さんが引っ張っていく姿に感動した」と話した。 出演予定だった世界的指揮者アンドリス・ネルソンスさんが体調不良で降板し、沖澤さんが代役を務めた。Bプログラムは17日も予定、チケットは完売している。
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