宇多田ヒカル これまでの人生で手に入らなかったもの「そういう時間も必要だったんだなって」
歌手の宇多田ヒカル(41)が18日放送のNHK「NHK MUSIC SPECIAL」(後10・00)に出演し、これまでの人生で手に入らなかったことについて語った。 これまでの人生で手に入らなかったものがあるのかと質問された宇多田は「いろいろあると思うけども、物理的なものというよりか、もっと大きい意味でですよね?それはそりゃあ、あります」と精神的なもので手に入れられなかったことがあるとした。 続けて「特に本当に必要なのになんでないんだろうって思うようなこともあった。どうしても欲しがっちゃう自分と諦めようとする自分と葛藤していたこともすごく長かった」と、長い時間心の中で葛藤していたことを明かした。 それでも、その葛藤していた時間について「でも、そういう時間も必要だったんだなって、最近になってすごく思います」とし「欲しいものがすぐ手に入るわけじゃない。私にとって必要なものっていうのは全部与えられてたんだって思えるようになった。何か欠けているとか足りないとか思うことも、それに苦しむ時間も、それも全部与えられて、そういうのがあったからこそ今があって」とムダなことではなく今の自分につながっているとした。 そのため「当たり前に全部与えられちゃったものより、すごく欲しかったのに手に入らなかったもの、与えられなかったものの方が私を豊かにしてくれたんだなって今は思えます」と成長につながったことを振り返った。