銘酒ずらり、品質評価 関東信越、出品最多379点
日本酒の出来栄えを審査する「酒類鑑評会」が5日、関東信越国税局(さいたま市)で始まった。対象は同局管内の茨城、栃木、群馬、埼玉、新潟、長野の189の蔵元が造った379点で、出品数は各地の国税局で開かれている鑑評会の中で最多。表彰式は11月8日に行われる。 出品された日本酒は「吟醸酒」「純米吟醸酒」「純米酒」の3部門に分かれ、同局の酒類担当者らがうまみや香りの華やかさを5段階で評価する。会場には、おちょこに入った日本酒がずらりと並び、白衣を着た評価員が一つ一つ真剣な面持ちで吟味していた。 山脇幹善鑑定官室長は「全体的にレベルアップしている。小さな差を見逃さないよう審査をしたい」と話した。