「絶対に負けられない大会」剣道少年男子で佐賀県が地元の重圧はねのけ優勝「本当にかっこいい仲間たち」【国民スポーツ大会】
国民スポーツ大会（国スポ）は28日、佐賀県神埼市などで会期前の各競技が行われ、剣道少年男子は佐賀が決勝で福岡を破って31年ぶり2度目の優勝を飾った。同少年女子決勝は福岡が青森を下し、34年ぶり2度目の優勝を達成した。今年から新設された最優秀選手賞には、男子が佐賀の笹川大心（敬徳高3年）、女子は福岡の橋本陽菜（中村学園女子高3年）がそれぞれ選ばれた。 ■五輪連覇王者「パリvs東京」金メダル比較に大反響【動画】 地元開催の重圧をはねのけて少年男子の頂点に立った。4試合で3勝し、最優秀選手賞に輝いた佐賀の大将の笹川は「絶対に負けられない大会だったので優勝できてうれしいし、少しホッとしています」と安堵（あんど）の表情を浮かべた。 福岡との決勝では先鋒の野中遥稀（龍谷高3年）が2本勝ちしてリードを奪うと、中堅小幡真弘（敬徳高3年）と副将弓翔太（龍谷高3年）が連勝。大将戦の前までに3―1として勝負を決めた。「極力、前のポジションで勝負を決める」という吉村剛監督の狙いが的中した。 敬徳、三養基、龍谷などがしのぎを削る佐賀県勢の高校男子だが、今年は玉竜旗や全国総体などの大舞台で優勝に届かなかった。笹川は「チームワークでの勝利。本当にかっこいい仲間たちです」と喜びに浸った。
