涙のスピーチから56日、テオスカーが「残留」…ドジャース今オフも着実補強、「残るは佐々木朗希のみ」
ドジャースからFAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手は、優勝パレードの後のドジャースタジアムのスピーチで号泣した。「ファンのみんな、ありがとう」。感極まって言葉が続かなかった。あれから56日後。涙のスピーチは、お別れの挨拶とはならなかった。 ドジャースと3年総額6600万ドル(約104億円)で再契約に合意したと、米メディアが一斉に報じた。本人も自身のインスタグラムで反応し「I’m back.(戻ってくるよ)」。金銭面で折り合いがつかないとの報道もあって長期化したが、T・ヘルナンデスは「1000パーセント戻りたい」と話していた。ドジャース側も、強打の右打者を手放したくなかったことで、最終的には年内に、再契約で落ち着いた。 ドジャースは今オフ、エドマンとの契約延長に始まり、サイ・ヤング賞投手のスネルを獲得した。先発の層を厚くし、救援のトレイネンとの再契約もまとめた。そして、強打の外野手T・ヘルナンデスとの再契約に成功。今オフも着実に、補強に成功している。 救援をもう一人加えたいとの報道もあるが、ドジャースが公言して狙いにいくのはあと一人。フリードマン編成本部長が「今オフの最優先事項」と話す佐々木朗希投手だ。米大手全国紙「USA トゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者も自身のSNSで「今季も素晴らしい補強を続けるドジャースがまだ獲得していない唯一の投手が、佐々木朗希だ」とつぶやいた。
中日スポーツ