スタートアップとの共創へ 春日井会議所などがセミナー開く
【尾東】春日井商工会議所は9日、春日井市松新町のホテルプラザ勝川で、「春日井スタートアップセミナー(共創編)」を開催した。中部大学、春日井市との共催。市内企業や支援機関の関係者ら約50人が参加した。 2023年9月に3者で締結した「スタートアップ推進に関する連携協定」の一環で、市内企業がスタートアップとの共創により、新事業を展開したり課題解決を促進したりすることが目的。 セミナーでは、自動車部品メーカーのオーテック(本社小牧市)と物流業のホンダロジコム(本社春日井市)が、スタートアップの情報収集の方法や共創までの歩み、課題などを発表した。ホンダロジコム物流企画本部の大見剛史氏は「自社とスタートアップのお互いの不足を補完し合うことで、ともに成長できる」と話した。 その後、スタートアップのTENHO(本社東京都)とエスマット(本社同)が、自社の事業をアピールしたほか、これまでの共創事例を紹介した。中部経済産業局による基調講演も行われた。