堀田真由“美璃”、不器用ながらも成長するヒロインらしい姿に「本当によく頑張ったね」という声<たとえあなたを忘れても>
堀田真由が主演を務めるドラマ「たとえあなたを忘れても」(毎週日曜夜10:00ー10:54、テレビ朝日系)の第6話が11月26日に放送。第6話では、周りに助けられられながら、トラウマを克服する美璃(堀田)の姿が描かれた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】ハイスペック男子…!好きな女の子をナチュラルに勇気づける空(萩原利久) ■「たとえあなたを忘れても」とは…? 浅野妙子が脚本を手掛けるオリジナル作品を、堀田主演、萩原利久を相手役にドラマ化。ピアニストになる夢を失った美璃と、記憶障害を抱えて生きる空が奏でる切なくも美しいヒューマンラブストーリー。大切なものを失いながらも懸命に生きる姿を描く。 ■茜の過去が明らかに…第6話を振り返る ある日、茜(畑芽育)は、記憶を失う前に通っていた高校の同級生から声をかけられる。思いがけず自分の知らない過去と、記憶を失ったきっかけをも知った茜は、ショックのあまり、それを隠していた母の光恵(須藤理彩)に当たり、保(風間俊介)の診察にも来なくなってしまう。 その頃、美璃(は、病院でのピアノコンサートに向け準備を進めつつ、難しいフレーズで指がもつれ、演奏途中で止まってしまった音大時代のトラウマを思い出しては、不安な日々を過ごしていた。 コンサートの情報を聞きつけ、連絡をくれたまりあ(森香澄)や、東京からわざわざ聴きに来るというゆかり(加藤貴子)にも、冷たい態度をとってしまう美璃。プレッシャーに負け、ついにはコンサートをやめることまで考え始める美璃を、空(萩原)が優しく勇気づける。 美璃は、空に促されるまま、2人で初めて廃墟を訪れた時に即興で演奏した曲の続きを弾き始める。その音に誘われ、いつの間にか音信が途絶えていた茜が姿を現す。新しい一歩を踏み出すため、それぞれが自分の過去と向き合おうとする。 ■「共感できない」の声もあったヒロイン・美璃 これまで美璃に共感できるという声が上がる中で、共感できないという視聴者もいた。それは、美璃自身が他の作品のヒロインたちに比べて、不器用すぎることが原因だと思われる。 美璃の不器用な部分は、第6話に詰め込まれていた。ピアノが好きなのに、誰かの前でピアノを弾くことがトラウマになっている美璃。そんな美璃は、いとこの保に提案された「病院でのピアノコンサート」に向け、準備を進めながらも、不安な日々を過ごしていた。 掲示板に貼ってあったコンサートのお知らせも自分で剥がしてしまうほど、美璃は追い詰められていたのだ。一度、抱いた不安はどんどん美璃をネガティブにさせ、美璃のピアノを楽しみにしている母親やまりあにきつく当たってしまう。 美璃の様子に、イライラした人もいれば、なんだか自分も追い詰められている気分になった人もいただろう。 ■好きな人からの言葉は「魔法の言葉」 どんどん自分を追い詰めていく美璃の前に現れたのは、差し入れを持ってきた空だった。美璃は、空にコンサートをやめようと思っていることや胸に秘めていた不安を打ち明ける。 空が廃墟を作った曲は完成させたのかと問うと、美璃はコンサートに簡単な曲ばかりは披露できないと渋る。空は美璃にどうしてそう思うのかと聞きながらも、美璃に弾きたい曲を弾けばいいと告げる。 さらに、空はピアノに関わってきた自分を否定するような発言をしてしまう美璃に、やんわりと諭していく。空の言葉を聞いた美璃は、ピアノを弾いてきた本来の目的を思い出していく。 きっと、誰かが空と同じ言葉を言っても駄目だった。美璃の好きな人である空が、美璃を思って投げ掛けた言葉が魔法となり、美璃を過去と向き合わせたのだ。 ■着実に成長していく美璃 コンサートをやると決めても、踏ん切りがつかないし、不安を母親や友人にもぶつけてしまうほど、幼い一面もある美璃。それでも、美璃の周りからは人が離れていかない。美璃にはどこか放っておけない魅力があるのだ。 その理由は、コンサートの前に美璃が発した言葉やまりあとのシーンにあった。美璃は出会ってきた人に助けられた分だけ、不器用ながら美璃なりに返してきた。そして、自分が間違っていれば、ちゃんと向き合うことも謝ることもできる。そこが不器用ヒロイン、美璃のよさなのだ。 何度も立ち止まって、悩み苦しんで、不器用ながらに着実に成長する美璃のヒロインらしい姿にX(旧Twitter)では、「よく頑張ったね」「不器用すぎる…」「さらに成長している」という声が上がる。 その一方で、12月3日(日)放送の第7話のあらすじで、美璃が携帯ショップのアルバイトを辞めたことが明かされると、「え、不安だ…!」「前向きな決断だよね!」「理解できたと思ったら離れてく…魅惑の美璃!」と美璃の行動に驚く視聴者が続出した。