【厚生年金】月23万円のはずが…年金支給日に「46万円」も振り込まれた!返金すべきですか?
【厚生年金】夫婦で「月23万円」のはずが「46万円」振り込まれた…どうする!?
夫婦2人分の年金「月23万円」が支給されるのを心待ちにしていたところ、年金支給日に46万円も振り込まれていて驚いてしまう方もいるかもしれません。 システムエラーで二重振込されてしまったのか、もしかして夫婦2人分ではなく一人あたり23万円だったのか!? など頭をよぎる方もいるでしょう。 結論から申し上げると、振り込まれた46万円は正しいものですのでそのままお受け取りいただけます。 なぜなら、公的年金は2ヶ月分がまとめて振り込まれるからです。 年金支給は、年に6回、偶数月の15日(土日祝日の場合は直前の平日)と定められています。 そして、毎月支給ではないため、年金支給日には2ヶ月分がまとめて振り込まれるのです。 たとえば、次の年金支給日は2024年4月15日ですが、この日に支給されるのは2024年2月分と2024年3月分の2ヶ月分です。 月額23万円の方は、2ヶ月分となる46万円が振り込まれるのです。 年金生活者にとっては既知のルールとなりますが、現役世代やはじめて年金を受け取る人は「毎月支給されない」ことをご存じでないかもしれません。 毎月やってくる給料日を楽しみにしている方は多いと思いますが、年金支給日は2ヶ月に1度です。 より一層、楽しみで大切な日になるでしょう。
年金収入だけで生活できるか
最新データからわかるように、年金受給に関しては個人差が大きく、年金だけで足りるか否かは人それぞれです。 受給額が少なくても、生活に必要な金額が少なければ年金のみでの生活が可能ですし、受給額が多くても、必要額が大きくなれば年金だけでは不足してしまいます。 まずは「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」などから、自分がどれくらい年金をもらえるのか確認してみましょう。 もし、理想の老後生活を送るのに年金だけでは不足するという場合、対策が必要になってきます。 今からできる対策の一つは、将来に向けて少しでも貯蓄をしていくということです。 貯蓄の手段は複数あり、現金を貯めていくだけでなく、資産運用をしていくこともできます。 現在は、老後の資産形成に適したNISAやiDecoなど、非課税で運用していける制度もありますので、自分に合った手段を見つけ、理想の老後生活を送るための準備をしていきましょう。
参考資料
・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」 ・日本年金機構「ねんきんネット」
矢武 ひかる