【山口県】俳句雑誌「山彦」が30周年 県内3結社の1つ
山口県下松市花岡の河村正浩さん(78)が主宰する俳句結社「山彦」が結成30周年を迎え、同名の俳句雑誌の記念号を発行した。 山彦は1994年5月に創刊。45人の会員、19ページでスタートした。その後会員が増えて、ピーク時には160人を数え、これまでに181号を発刊した。現在の会員数は93人で紙面は50ページほど。 30周年記念号は種田山頭火が表紙。180ページほどで下松市だけでなく、県内外の会員の作品、これまでに亡くなった会員の句も載せている。河村さんは「枯野の眼」と題し「桃咲いて一つ余りし家の鍵」など15句を冒頭に掲載している。
現在、県内では山彦と周南市の「草炎」、下関市の「其桃」の3つの俳句結社が活動している。河村さんは「30年はあっという間で、これから再スタートの気持ち。地域の俳句人口を減らさないためにも、会員全員参加で雑誌を続けていきたい」と話した。 雑誌代を含む年会費は同人費1万円で会員費5千円。 問い合わせは河村さん(0833-43-7531)へ。