しずちゃんが大阪で初個展開催 南海キャンディーズの絵に「感謝の気持ちを込めた」
お笑いコンビ・南海キャンディーズの“しずちゃん”こと山崎静代が3日、大阪・阪神梅田本店で、地元・大阪初となる個展「しずちゃんの、創造と破壊 展」(9日まで)を開催した。 子供のころから絵を描くことが好きだったが、2005年のテレビ番組をきっかけに絵を描くことに本格的に没頭し、今回が3回目の個展。新作8点を含む約50点が展示されている。大阪ということもあり、大阪城や大阪の“食”をモチーフにした「大阪うまいでっせ」について「個展の会場のイメージで描くんですけど、大阪城と食べ物が描かれています。ヒョウ柄や阪神タイガースの虎柄も入れてます」とほほ笑んだ。 結成20年の南海キャンディーズを記念した「南海キャンディーズ20周年」も制作。自身をサイに、相方の山里亮太をリスに例え、さらに歴代のマネジャーをセンターマイクを引っ張るカメレオンで表現。しずちゃんは「単独ライブを終えたばかりの、今までの自分たちを絵にしてみたいっていうのと、感謝の気持ちとかそういうものを入れたいと思って描きました」と解説した。 芸人になる前、自身がコンプレックスの塊でモヤモヤしていた時期に、自分をぶつける場が絵画だった。今は「見てくれた人が前向きになるような絵を、明るい絵を描きたいなと思いますし、当時の自分のモヤモヤも、コロナの時のモヤモヤも絵に入っていると思います」と笑顔。小さい作品で10~15時間、大きな作品でも20~30時間で描き上げるという。「集中できるのは5時間くらい。余裕がある時は美術館に行ったりとか、自然が多い公園とかに行ってリフレッシュします」と制作過程を振り返った。 今後の絵画アーティスト活動についても「生きているものを描くのが好きなので、人間や動物を描いていくのかなと思います。立体物とかはやったことがないので、やれたら楽しいなと思いますね」と、意欲的だった。
報知新聞社