初優勝・大の里のアマチュア時代 強さに磨きをかけた大学での練習 本名の「中村」がしこ名に採用されなかったワケ
5月の夏場所でのデビューを明言している中村選手に、大相撲の世界に入るにあたってちょっと気になる疑問をぶつけてみました。 その(1) しこ名問題 力士になると名乗る「しこ名」ですが、重複することは認められていません。 これは親方の名前、年寄名称も含めてで、相撲協会の中では「中村親方」がいるため、デビューしてから本名で名乗るわけにはいきません。 ちなみに、金沢市出身の人気力士・炎鵬関も本名は中村さんなので、初土俵から炎鵬の四股名です。 中村泰輝選手「石川県の力士は本名の方多い。本名力士でいきたいなと思いますし、中村はいけないですけど「泰輝」とかでいきたい願望もあるが。どうなるかわからない」 その(2) 入門前だけど髪切った? 中村選手の髪型、きちっと整えられています。 力士の象徴でもあるマゲを結うには、少しでも伸ばしておいた方がいいのではないかとも思えるのですが… 中村泰輝選手「伸ばしていたが、卒業式があるのでぼさぼさの状態だったので、監督に「切ってこい」と言われて。最後の床屋で行ってきました。最後で卒業式もあるので「派手過ぎずお願いします」」 アマチュア横綱などの実績があるため、中村選手はデビューすると、幕下10枚目格と呼ばれる地位からスタートです。 いきなり幕下で全勝優勝すれば、その次のカテゴリーで関取とよばれる「十両」に一気に昇進することが可能とされています。 遠藤関と同じか、それ以上の期待を受けてのデビューとなる中村選手。 どこの相撲部屋に所属するかが非常に気になるところです。 中村泰輝選手「腹は決めている。しっかりと監督と相談して公表していきたい。卒業式が3月15日、3月12日から春場所で(卒業式後)大阪場所にも行く部屋に帯同したい」 いよいよ本場所の土俵へ、新たな石川出身力士がどんな相撲で時代を作るのか、注目です。 中村泰輝選手「2か月短い時間だが、5月のデビューに間に合うようにがんばりたい。ひと場所で十両に上がるとかではなくてしっかり1日でも早く関取十両以上、上を目指してがんばりたい。修行してがんばります」
北陸放送