29歳・舞台女優のくびれボディ 「健康美を志す筋肉女優」目指してコンテスト出場
「YouTubeなどでダイエットや筋トレ動画を眺める日々……。様々なダイエット方法を試す、いわゆる『知識はある“だけ”の万年ダイエッター』と化しておりました」 【写真】森下りおさんの全身ステージショット&バックポーズ
体重は今より+10kgあったという森下りお(もりした・りお/29)さん。小劇場中心に関西で女優として活動して10年目になる。 動画を視聴する中でベストボディ・ジャパンを知っていたが、「劇団員としての活動、お芝居の本番などでスケジュール的に難しく、出場することに憧れはあるけれど、到底無理だな~」と思っていたという。 そんな森下さんに転機が訪れる。 「もともと役者仲間だった子からパーソナルトレーナーとして活動をする、という知らせをもらい、それに便乗してジムに通い始めました」 「ボディメイクが身近なものとなり、『少し頑張れば大会に挑戦できるかも?』と思い始めたとき、2024年はスケジュール的に可能だと知り、『今しかない!』と、出場を決意致しました」 「食生活はガラっと変わりました」という森下さん。 「食事内容は、主に肉魚や野菜、フルーツなど私の好きな物を積極的に取れたので、その辺りは楽しんでおりましたが、避けた方がいい物もあり、常に『注意しないといけない、制限がある』、という意識が、食事が生きがいだった私にとってはつらかったです」 初出場はベストボディ・ジャパン2024大阪大会(7/7開催)、ガールズクラス(18~29歳)。決勝審査には残れなかったが、近畿大会(8/18開催)では3位入賞した。 「舞台は『役』として出ていたため、「自分」という一人の人間としてステージに立つことは10年間一度もありませんでした。客席から自分の名前が聞こえたとき、舞台慣れしているはずなのに、プチパニックになってしまいました。表現者として反省すると良い共に、『ステージといっても、本当に様々あるんだな』、と良い勉強になりました」
「そんな私でも3位をいただけたことは、応援していただいた周りの皆様、全力で励ましてくれた劇団員、なぜか私以上に挑戦を喜んでくれた座長、そして途中何度も折れそうになってイジイジ言うてた私をずっと傍で支えてくれたトレーナーに、本当に心から感謝しております」 「大会に挑戦したことによって、自分に自信を持つことができた」という森下さんは、「健康美を志す筋肉女優」を目標にボディメイクや大会への挑戦を続けていきたいそうだ。
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁