わが社の「健康経営」 ライオン「GENKIナビ」で健康データ〝見える化〟ポイント貯めてご褒美も 健康的な行動変容と定着目指す
ポイントは、コンビニやコーヒーショップで使用できる仕組みで、キャンペーン期間中の日々の健康行動でポイントが取得できる。また、各事業所のデータ化『GENKIレポート』も導入。
「事業所ごとに健康管理責任者を任命し、職場ごとに健康活動を行いやすくしています。事業所間の競争も健康的な行動変容の一助になっています」(川本氏)
とはいえ、やる気のある従業員と、なるべく健康管理は後回しにしたい従業員が生じるのは、世の常ともいえる。その底上げを同社は長年続けてきた。
「これまでもシステムの改良を重ねてきました。『GENKIナビ』も、まだ改良すべき余地はあると思っています。体重計などさまざまなIoT(あらゆるものをネットに接続する技術)と連携し、データ化できるシステムの完全化なども、将来的には実現したいと思っています」と五十嵐室長。
「GENKIナビ」の進化が、従業員の働きがいをよりサポートする好循環が生まれていた。 (取材・安達純子) =火曜日掲載
■ライオン株式会社 ハミガキ、ハブラシ、せっけん、洗剤、ヘアケア・スキンケア製品、クッキング用品、薬品等の製造販売、海外現地会社への輸出。グループ全体の従業員数7550人(2023年12月31日時点)。1891年に創業。1918年設立。