【NFL】 3年連続の49ersと32季ぶりのライオンズが激突|2023年シーズンNFC決勝
NFLは、日本時間29日にNFCのカンファレンス・チャンピオンシップ、サンフランシスコ・49ers対デトロイト・ライオンズが49ersのホームで行われる。ここで勝利したチームが、2月12日にラスベガスで行われる第58回スーパーボウルへ進み、AFCを勝ち上がったチームと対戦する。 【動画あり】【NFL】2024年スーパーボウルのハーフタイムショー出演者は誰? 報酬・歴代出演者一覧 49ersは3年連続でNFC決勝に進出し、第1シードとしての実力を証明。対する第3シードのライオンズは32シーズンぶりの出場となった。この両チームの対照的な経緯が、試合に緊張感を与える。 特に注目すべきは、49ersのエースQBであるブロック・パーディーと、ライオンズのQBであるジャレッド・ゴフの対決。パーディーは2022年ドラフト最下位指名ながらも、自身は2年連続のNFC決勝進出を果たしており、一方のゴフは2016年のドラフト全体1位指名の経歴を持つ。対照的な経歴を持つこの2人のQB対決が、試合をより一層興味深くする。 マッチアップで特に注目したいのが、ライオンズのWRアモン・ラ・セントブラウンと49ersのCBチャバリアス・ウォードの対決。両者は今季のオールプロに選ばれ、その実力は折り紙付き。セントブラウンはポストシーズンを含めて10回も1試合100ヤードレシーブを達成しており、その躍進ぶりが見逃せない。一方でCBウォードは、レギュラーシーズンでNFLトップの23回のパスディフェンスを記録し、相手に容易にパスを通さない強さを誇っている。この対決が試合の流れを左右することは必至だ。 そして、試合の行方に影響を与えるのは空中戦だけでなく、地上戦も大きな要素。ライオンズのラン守備はわずか88.8ヤードの喪失で、これはリーグ2番目に少ない数字。一方、49ersのランオフェンスは1試合平均140.5ヤードでNFL3位。特にリーディングラッシャーのRBクリスチャン・マカフリーが中心となっており、彼とライオンズ守備陣の駆け引きが見どころ満載だ。 試合に勝利すれば、49ersは8度目のスーパーボウル出場。一方のライオンズは、フランチャイズ史上初の頂上決戦へ進むことになる。どちらがスーパーボウル切符を手にするのか、注目が高まる。
一野洋