家族5人が死傷した【北海道砂川飲酒ひき逃げ事件】から9年“事故を風化させない”現場に花を手向ける同級生の思い…飲酒運転根絶”を誓う集会開催も
北海道放送(株)
北海道砂川市の国道で、家族5人が死傷した飲酒ひき逃げ事件から、6日で9年です。飲酒運転の根絶を目指し、誓いを新たにする日でもあります。 現場となった砂川市の国道12号線。手向けられた花が、道行く車を見守っていました。
2015年6月6日、飲酒運転の車2台が、赤信号を無視した上、時速100キロを超える猛スピードで交差点に進入。 永桶弘一さん家族5人が乗った軽ワゴン車と衝突しました。家族4人の命が奪われ、次女が大けがをしました。
永桶恵さんの担任だった小田島数幸さん 「来年で10年になるね…時が経つのは早いなという思いで手を合わせた」 永桶恵さんの同級生 原田玲於さん 「こんな人通りの多い場所で手を合わせる活動をすることで、1人でも多くの人に見てもらって、ここではこういう事件があったなって思い出してもらう…」
「(飲酒運転による事故が)1件でも減ればいいなという気持ちです」 事故から6日で9年。砂川市では飲酒運転撲滅のための集会が開かれました。 その後、市の関係者や警察官らが現場で黄色の旗をふり、ドライバーに飲酒運転の根絶を訴えました。
砂川警察署 畑中洋介 交通課長 「飲酒運転は重大な交通事故に直結する悪質な犯罪です。お酒を飲んだら車に乗らないということを徹底してもらいたい」 悲惨な事故を2度と繰り返さない。誓いを一人ひとりが胸に刻む必要があります。
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