北陸新幹線金沢開業を控え、JR福井駅前に動く恐竜モニュメントが登場
3月14日の北陸新幹線金沢開業を直前に控え、「恐竜王国福井」を知ってもらおうと福井県は7日、JR福井駅前広場に恐竜の動くモニュメントを設置した。金沢から目と鼻の先の福井に少しでも足を伸ばしてもらおうという狙い。今年12月まで展示する。
この日は午前11時から、西川一誠知事らが参加して、オープニングセレモニーを開催。動く恐竜モニュメントとして展示されているのは、同県で化石が発掘された獣脚類の肉食恐竜「フクイラプトル」、鳥脚類の草食恐竜「フクイサウルス」、竜脚類の草食恐竜「フクイティタン」の3体。 フクイラプトルとフクイサウルスのモニュメントの高さはいずれも2.5メートル以上あり、フクイティタンは高さ6メートル、全長10メートルもある。稼働は、午前9時から午後9時までの間で、30分ごとに特別な演出がある。
このほか、JR福井駅舎の西口壁面を恐竜のイラストでラッピングしたり、恐竜のトリックアートがあったりと駅前は恐竜一色に。このイベントに合わせて、カメラでのぞくと恐竜が飛び出してきたり、動画で恐竜に関する解説が楽しめたりするスマートフォン用アプリ「恐竜王国福井」も提供している。 福井県勝山市は、恐竜化石の産地として知られ、2000年に同市内に恐竜博物館が開館している。世界三大恐竜博物館とも言われ、2014年8月には入館者600万人を達成している。 福井県の交通まちづくり課では「北陸新幹線が金沢まで開業することで、これまでよりも福井まで訪れやすくなる。全国から福井の”本物”の恐竜を見に来て欲しい」と話している。