四国中央市で7月開催「書道パフォーマンス甲子園」に向け “揮毫用紙”の裁断作業
南海放送
こちら、全長300メートル、重さ300キロの紙なんですが、あるものに使われるものなんです。紙のまちで開かれる、あの甲子園に向けて準備が進んでいます。 けさ、愛媛県四国中央市の体育館に市の職員およそ20人が集まりました。 職員: 「けがをしないようにお願いします。紙がめちゃくちゃ重いので足の上に落とさないように」 運び込まれていたのは重さがおよそ300キロ、300メートルの大きなロール紙。台車に乗せて6人がかりで運びます。 きょう四国中央市で行われたのは、7月28日開催の「書道パフォーマンス甲子園」で使う揮毫用紙の裁断作業です。しわが付かないよう紙を丁寧にのばしながら、特製のカッターで4メートルの長さに切り分けていきます。 職員: 「算数で習う三平方の定理を使って、紙に対する切り口を直角で取れるように3メートル、4メートル、5メートルを測って紙に対して90度のカッターの通り道を決めれるように進んでいます。」 慎重に進めていく作業ですが、時には。 職員たち: 「ちょっとずれてますね、早くもずれてますね」 「あーこれは致命的」 「穴空いた?」 「穴空いた」 「練習用やな」 きょうの作業では、かつて書道パフォーマンスに出場した経験がある新人職員の姿も。 書道パフォーマン甲子園振興室1年目 徳重朝美さん: 「想像より紙がでかくて大変でした。普通のカッターと違って長いカッターだったので、ちょっと緊張しました」 書道パフォーマンス甲子園振興室 守屋伸康室長: 「準備万端整えて、今年も日本一の書道パフォーマンスを決める大会になるようにしたいと思いますので、選手のみなさんも全力でぶつかってきてほしいなと思います」 きょうはロール紙3本を裁断し、予備や練習用を含めて184枚の用紙を作りました。大会では、2枚を貼り合わせた大きさで使われるということです。