≒JOY、ニアジョイ初の恋愛ソング「初恋シンデレラ」に迫る:インタビュー
指原莉乃プロデュースアイドル=LOVE、≠MEに続く第3のグループ≒JOYが16日、2ndシングル「初恋シンデレラ」をリリース。≒JOYは、2022年1月30日、オーディションの最終審査が行われ、同年3月29日、メンバーのお披露目と共に指原莉乃プロデューサー自ら、グループ名を「≒JOY」とすることを発表した。2023年1月17日にデビュー・ミニアルバム「きっと、絶対、絶対」を発売すると、オリコン週間アルバムランキング、Billboard JAPAN Top Albums Salesともに初登場1位を獲得。6月12日には1stシングル「体育館ディスコ」を発売し、新たな魅力を打ち出した。そして、「体育館ディスコ」から約4ヶ月振りのリリースとなった2ndシングル「初恋シンデレラ」は、江角怜音がセンターを務め、ピュアな初恋をテーマに、≒JOYらしさ全開の楽曲に仕上がっている。インタビューでは「初恋シンデレラ」のレコーディングエピソードや、ミュージックビデオ撮影について、大信田美月、髙橋舞、藤沢莉子、村山結香、山野愛月の5人に話を聞いた。 ■≒JOYが恋を歌うことに驚いた ――今回のシングルのテーマは初恋。≒JOYがラブソングを歌うというのは初めてなのでは? 山野愛月 はい。まさか2ndシングルのタイミングで恋愛がテーマの曲をいただけるとは思っていなかったので、とても驚きました。ですが「初恋シンデレラ」の歌詞が、今の私たちにピッタリな曲なのではと思いました。 藤沢莉子 いつか恋愛ソングも歌うとは思っていましたが、私も2ndシングルで歌うとは想像していなかったので驚きました。指原さんが今の≒JOYに初恋がテーマの曲を選んだというのは、きっと何か意味があると思うので、今だからこそいただけた曲だと思いました。 髙橋舞 「初恋シンデレラ」の主人公が好きな人に対して全力だと思いました。初恋ならではのがむしゃらな感じもありますし、歌詞がピュアで驚きました。特に<おはようの声 はしゃぐ笑顔も その全てがもう 世界で1番だよ>という歌詞がお気に入りです。 ――ピュアさが伝わってきますね。 山野愛月 歌詞のストーリー全体が初々しいです。2番では好きな人と付き合っていると思うのですが展開がとても早く、恋が叶うというストーリーはとてもいいなと感じました。 ――この曲から感じたメッセージは? 大信田美月 もしかしたら指原さんが私たちの≒JOY 2周年コンサート「≒JOY 2nd ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」を観て、≒JOYに恋愛ソングを書いてくださったのではないかなと思っています。私は恋愛ソングの中でも切なさのある曲が大好きで、いつかこういう曲を歌いたいと思っていたので、歌えてとても嬉しいです。 ――どんな時に「初恋シンデレラ」を聴きたいですか。 大信田美月 私は朝に聴きたい曲になりました。通学や通勤中など好きな人がいる方は、朝に聴いてみてほしいです。 ――村山さん、この曲の第一印象は? 村山結香 第一印象は私もみんなと同じように、≒JOYが恋を歌うことに驚きました。また冒頭に<初めてなんだ 誰かを好きになるの>という歌詞があるのですが、2番の歌詞ではもう主人公と好きな人が付き合い始めていたので、ストーリーの展開の速さにも驚きました。初恋の気持ちが溢れ出ていて、主人公の気持ちがとてもかわいいと思いました。 ――お気に入りのフレーズはありますか。 村山結香 1番のBメロの<何故か君が近付いて 踊り場に呼び出されて これはまさか もしかして>が主人公の心の声、初恋に対する期待の気持ちが表れていて好きです。初めは片思いだと思っていた恋が、両思いなんだと確信した瞬間の胸のドキドキが私はとても好きで、このフレーズは何度聴いても微笑んでしまいます。振り付けも歌詞とリンクしたものになっているので、踊りながらもキュンキュンと心がはずみます。 ――村山さんの<世界で1番だよ>の振り付けの雰囲気がとても印象的でした。どんなイメージで踊られていましたか。 村山結香 主人公の気持ちになり、カッコよさをイメージして踊っていました。 ――皆さんが思うMVのお気に入りシーンは? 藤沢莉子 映像が出来上がるまでは、みんながどのようなシーンを撮っていたのかわからなかったので、観るのを楽しみにしていました。完成したMVを観たときに、メンバーがいろいろなシチュエーションで恋をしている姿を撮影していたんだと思いました。普段一緒に過ごしているメンバーですが、その姿にとても胸がキュンキュンしました。 ――新鮮だったんですね! 山野さんが印象的だったシーンは? 山野愛月 私は結香ちゃんが、ギターを弾いている怜音の写真を携帯で眺めているシーンが好きです。 村山結香 そのシーンからは、初恋で気持ちにブレーキがかからないくらいに相手を好きになってしまっていることが、より一層伝わってきました。 ――好き過ぎるが故に大胆な行動に出てしまったシーンなんですね。 山野愛月 私はあのシーンを観て、あれくらい積極的になってこそ恋が叶うと思いました。それは恋愛だけではなく夢や目標も同じだと思いました。 ――髙橋さんがMV撮影で印象的だった出来事は? 髙橋舞 MVの後半部分にある、みんなで怜音の近くまで走り告白をするシーンです。何度か繰り返し撮影をしたのですが、私は一番外側にいたこともあり、たくさん走りました。また、愛月だけ息切れせずピンと立っていたのが、とてもおもしろかったです。 ――それはなぜ? 山野愛月 みんなが息切れしている感じではなく、それぞれのスタイルで良いとのことだったので、私は息切れしないパターンで撮影しようと決めていました。出来上がったMVをみるとほぼ全員が息切れしていたので、私一人だけそうなっていました。 ――あはは(笑)。それは目立ちますね。大信田さんはMV撮影どうでした? 大信田美月 ケータリングが印象に残っています。撮影地では絶対にラーメンを食べると意気込んでいました。ですが、なかなか食べる時間がなくがっかりしていると、スタッフさんがラーメンを差し入れしてくれました!とても嬉しくて、MVの撮影中にみんなでいただきました。 ――ラーメン食べられて良かったですね! ちなみに撮影中での印象的なシーンは? 大信田美月 リップシーンの衣装は今まで制服で撮ることが多かったので、今回、夏感あふれる洋服で撮影したのが印象的でした。 ■「初恋シンデレラ」レコーディングエピソード ――さて、レコーディングはみなさんいかがでした? 山野愛月 曲調に合わせて、声が暗くならないように明るく歌いました。私が担当した<今日も眩しすぎる>は少し難しく、普通に歌うと低く聴こえてしまうので、歌詞のように眩し過ぎるくらいのイメージで、声のトーンの明るさを意識して歌いました。 藤沢莉子 サビで<(きっと)>という合いの手があるのですが、最後のサビは転調するのでとてもキーが高いんです。上手くいかず10回ほど録り直したと思います。歌い続けていると今度は低い部分が出にくくなってしまい、レコーディングはいつもより時間が掛かってしまいました。また、今回は曲のイメージに合わせてピンクのノースリーブの服を着て、レコーディングに臨みました。 ――渾身の<(きっと)>になっているんですね。髙橋さんはレコーディングいかがでした? 髙橋舞 1番のAメロの<高嶺の花>を担当させていただいたのですが、<高嶺の花>の歌割りに「髙橋」と書いてあり驚きました。自分が上手く歌えたと思ったフレーズでソロパートをいただけて、とても嬉しかったです。 ――レコーディングはどんなイメージを持って臨みましたか。 髙橋舞 いつもは可愛い声を意識して歌うことが多いのですが、今回の<高嶺の花>はハッキリと発音すること、地声に近い声で歌うことを意識して歌いました。ファンの方の「ここの舞ちゃんの歌声すごくいい」というようなコメントも嬉しかったです。 ――大信田さんが心がけていた事は? 大信田美月 初恋をイメージするために、レコーディングの前に大好きな少女マンガを読み、大好きな曲を聴いて、恋をしている女の子の気持ちで挑みました。私が担当するパートで、<「大好き」>というセリフがあるのですが、スタッフさんから前半部分のセリフを担当した香乃愛とは対照的な感じでセリフを言ってほしいとリクエストをいただいたので、精いっぱいの<「大好き」>をお届けしようと思いました。何テイクか録っていく中で少しお姉さんらしい、儚いイメージの<「大好き」>も録ってみたのですが、それは少し曲の印象とは合わなかったです。大好きなキャラクターを思い浮かべ、元気いっぱいの<「大好き」>を言えたので、ぜひ注目してもらえると嬉しいです。 ――すごく印象的なセリフでした。村山さんはレコーディングいかがでしたか。 村山結香 歌詞を分析してみるなど、物語を自分なりに考えて臨むことが多いのですが、視覚的に意識していこうと思い、歌詞カードやノートに絵を描いて、それを見ながら歌いました。そうすると気持ちが乗り歌いやすくなるんです。また、今回特に印象的だったのは、最後のサビにある<間違いないよ 君は確かに 初恋シンデレラ>というフレーズでの(大西)葵とのハモりのパートです。 ――1番では1人で歌っていたところが、最後は2人で歌うところがすごくドラマチックでした。 村山結香 仮のレコーディングではハモリのパートはまだありませんでした。歌割りが決まって初めてハモりのパートがあることを知り、一生懸命練習しました。レコーディングは別々で録ったので、その時はどのような感じになるのかわからなかったのですが、葵のまっすぐで綺麗な声に自分の歌声が乗った音源を聴き、いつもの自分の声ではないような感覚がありました。過去にもハモりのパートを担当したことはありましたが、自分と葵の声が合わさると、こんな風に聴こえるんだと再認識できたことがとても印象的でした。ライブで初披露した時も、葵と気持ちを一つにして歌うことを意識していたので、それが皆さんに少しでも伝わっていたら嬉しいです。 ――最後に≒JOY ホールツアー2024「今日から君は恋人」が10月14日からスタートしますが、ツアーを楽しみにされている方へメッセージをお願いします。 藤沢莉子 私たちにとって2度目のツアーとなるのですが、≒JOY ホールツアー2024「今日から君は恋人」は初めてのホールツアーで、初めて行く場所もあるのでとても楽しみです。≒JOY 1st Tour「Absolute」とはまた違う、成長した≒JOYを楽しんで、幸せになって帰ってもらえたらと思います。ぜひ会場に遊びに来てください! (おわり)