<新戦力特集>今年は俺が主役だ! チームを変革する男たち【パ・リーグ編】
ロッテ・愛斗 打撃面でもアピール中
現役ドラフトで愛斗が西武から加入したことによって、ロッテの外野陣は「良い意味で」緊張感を増した。今季の支配下登録の外野手は11人。そのうちポランコは指名打者専門としても、10人の外野手が一軍の枠(5~6人)を争うことになる。「守備なら誰にも負けない」と自信をのぞかせる愛斗は2月14日のサムソン(韓国)との練習試合に五番・右翼で先発し、3打数2安打1打点とバットでもアピール。吉井理人監督が「ヒットの打席はもちろん、凡打の打席でもしっかり彼のスイングができていた。すごく良い内容だった」と称賛したように守備と強肩に定評がある愛斗が打撃でも結果を残せば、外野の定位置争いはさらにレベルアップするだろう。
ソフトバンク・A.ウォーカー ナイスガイの快音に期待
2人対1人の交換トレードは、その価値を高く評価してのことだ。新助っ人自身も「すごくワクワクしていて、ホークスで活躍するのが楽しみ」とチーム合流を心待ちにしていた。春季キャンプでは明るく陽気なキャラクターで早速、チームに溶け込み、「ウチでトップクラスの打球スピードだし、練習では丁寧にセンター方向に打つ。試合での対応が楽しみなナイスガイ」と村上隆行打撃コーチ。2月12日に行われた今キャンプ初のシート打撃では、初打席に初球を左前打して初打点もマークした。「どんなときも、どんなヒットでも、うれしいよ。初戦、1球目は、より一層うれしいね」。守備と走塁には難があっても、やはり打撃は魅力。シーズンでも初打席から快音を連発する。
週刊ベースボール