監督交代から豪州は何とか2位まで上げてきた アーバインは手応え「チームの構造やゲームプランが明確になってきた」
ギリギリの戦いを何とかしのいできた
2026ワールドカップ・アジア最終予選のグループCは、現時点で日本代表の独走状態となっている。日本が5試合を戦って4勝1分で勝ち点13を稼いでいるのに対し、2位オーストラリア代表、3位サウジアラビア代表、4位中国代表は勝ち点6で並ぶ大接戦だ。5位バーレーンも勝ち点5となっているため、2位以下の戦いは何とも読みづらい。 2位以下が混戦となっている理由としては、ワールドカップ常連国でもあるオーストラリアとサウジアラビアの苦戦だ。両チームとも最終予選中に監督交代に踏み切っており、オーストラリアはグラハム・アーノルドからトニー・ポポヴィッチ、サウジアラビアはロベルト・マンチーニを解任してエルヴェ・ルナールを再招聘している。 14日にはその両チームが激突したが、結果はスコアレスドローに。何とも綱渡りな戦いの連続となっている両チームだが、ひとまず2位まで順位を上げたオーストラリア側は確かな手応えを掴みつつあるようだ。 オーストラリア代表MFジャクソン・アーバインは「チームの構造やゲームプランが明確になってきたと思う。ピッチ上で自分たちが何をしたいのか、正確に理解できている。これまでとは異なるスタイルだけど、それでも解決策は見えてきている」と前向きなコメントを残している(『The West Australian』より)。 ポポヴィッチ就任以降、オーストラリアは中国に3-1で勝利し、日本戦とサウジアラビア戦はドローで終えた。日本戦とサウジアラビア戦はかなり難しいゲームだったはずだが、この2試合で勝ち点1ずつ拾えたのは大きな収穫か。 アーバインは形が見えてきたと語っていたが、19日にはアウェイでのバーレーン戦だ。1ポイントしか差がないバーレーンに敗れるようなことがあれば、さらにグループCは荒れてくる。オーストラリアは毎試合が決勝戦のようなギリギリの戦いを続けている。
構成/ザ・ワールド編集部
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