古川雄大が挑む、帝劇という大舞台 「“初演にしてオールスター”。 僕の変装も見どころのひとつ」
もうすぐ初日を迎える『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』で主演のアルセーヌ・ルパン役を演じる古川雄大さんを直撃インタビュー! 『ロミオとジュリエット』や『モーツァルト! 』『エリザベート』など、数々の舞台で主役を演じてこられた古川さんですが、実は帝国劇場での単独主演はこの作品が初めてとのこと。 【画像】古川雄大が挑む、帝劇という大舞台 「僕の変装も見どころのひとつ」 「達成感とプレッシャーの両方を感じています」と話す古川さんに、作品や現在のお稽古について、また、役作りや共演者の方々の印象など、『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』について、あらゆる方向からお話を伺いました。
帝劇単独主演は、目指していた目標のひとつ
――まずは『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』に出演することが決まったときの心境をお聞かせください。 帝国劇場単独主演をさせていただけることで、自分が目標としていたことに到達できた達成感がありながらも、新作を作ることのプレッシャーも感じています。いいモノを作りたいという想いと、どう皆様に評価していただけるかという不安を抱えながら、何とか成功させたいという気持ちです。 これから先、例えばバージョンは変わっていったとしても、何度も“再演”されるような、シリーズ化できるような作品になったらいいなという想いがあります。 ――初めて台本を読まれたときの感想をお聞かせください。 豪華だな、と思いました(笑)。個性豊かなキャラクターがたくさん出てきて、その方たちと時に交わり、時に裏切り合うというストーリー展開が豪華。 あとは、宝塚歌劇団出身の柚希礼音さんや真風涼帆さんが男装し、僕が女装するという仕掛けもあったり……(笑)。こんなことやったら面白いんじゃないかという、小池修一郎先生のアイデアを全部盛り込んでひとつのお話にしたという印象。だから、すごくエンターテインメント性に優れた作品になるだろうと思いました。 ――アルセーヌ・ルパンという人物に対しては、どんなイメージをお持ちでしたか? アルセーヌ・ルパンという存在は知っていましたが、それよりもアニメの“ルパン三世”のイメージのほうが強かったんです。なので、「ルパンをやる」と最初に聞いたときは、アニメのキャラかなと勘違いしてしまったんです。 そこからアルセーヌ・ルパンの原作を読みました。実はアニメのルパンにも通ずるところがあるのですが、そこまでポップなわけではなくて。原作の世界観に夢中になりました。