鈴木誠也のDH転向は十分理にかなっている? 米メディアが見解「彼の価値は間違いなく打撃面で…」
シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手は14日(日本時間15日)、クリーブランド・ガーディアンズ戦に「3番・右翼」で先発出場を果たした。コディ・ベリンジャー外野手の指が完全に回復すれば、鈴木はフルタイムの指名打者(DH)に転向すると予想されているが、それは十分理にかなっていると、米メディア『オン・タップ・スポーツ・ネット』が報じている。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 鈴木は初回の第1打席で見逃し三振を喫するが、4回の第2打席ではスリーベースヒットを放つ。そして、後続のベリンジャーの犠牲フライによってカブスに先制点が入った。しかし、その裏に2失点で相手に逆転され、5回と8回にも得点を奪われて1-6の敗戦を喫した。 この日も右翼手でプレーした鈴木だが、将来的にはDHに転向するとの見方がある。同メディアは「率直に言って、その動きは十分理にかなっている。鈴木はカブスの右翼手としてあまり良くない成績を残してきた。この日本人強打者は、基礎的な指標値では強い腕にもかかわらず、Outs Above Averageで-4である。ゴールデングラブ賞受賞者のベリンジャーは、右翼手として大きな強化となるだろう。これにピーター・クロー・アームストロングとイアン・ハップを加えると、カブスは野球界でも最も守備力の高い外野手陣の1つとなる。内野の守備が全体的に向上すれば、カブスは終盤でさらに成功できるだろう」と報じた。 ただし、鈴木は打撃面で評価されており、同メディアは「鈴木は依然としてカブスに価値をもたらしているが、それは間違いなく打撃面でのものだ。この強打者は、火曜日の試合までに打率.269、出塁率.340、長打率.476、ホームラン16本、二塁打19本、打点55を記録している。鈴木がDHの座に就くことで、打線は守備でも打席でも毎試合フルメンバーで臨むことになるだろう」と伝えている。
ベースボールチャンネル編集部