ENVii GABRIELLAツア「DVORAKKIA」Zepp DiverCity（TOKYO）公演の様子。（撮影：NAITO / 渡辺綾）

ENVii GABRIELLAの全国ツアー「DVORAKKIA」ファイナル公演が、昨日7月14日に東京・Zepp DiverCity（TOKYO）で行われた。 【画像】ENVii GABRIELLAツア「DVORAKKIA」Zepp DiverCity（TOKYO）公演の様子。（撮影：NAITO / 渡辺綾）（他10件） 5月にリリースしたミニアルバム「DVORAKKIA」を携え、北海道を皮切りに全国5都市6公演のツアーを行ったエンガブ。「DVORAKKIA」は“航海”や“船出”をテーマに制作された作品で、アフロビート、2ステップ、ジャージークラブ、R&B、カントリー、レゲエ、J-POPなどさまざまな音楽ジャンルで世界各国をめぐる船旅を表現している。本作は7曲入りのミニアルバムという形態をとってはいるものの、1～4トラックはまったく異なるサウンドの2曲を1曲につなげるというTakassyの離れ業が駆使されており、実質11曲分のボリュームが詰め込まれた力作となっている。 ■ Zepp DiverCity！盛り上がっていくよー！ ステージにはヤシの木と波打ち際の岸壁のようなセットが組まれ、勇ましいSEに乗せて6人のダンサーが登場。エンガブのロゴが記された大きな旗を振ると、それに続いてエンガブの3人が岸壁の上に現れる。HIDEKiSMの「Zepp DiverCity！ 盛り上がっていくよー！」のかけ声で1曲目の「Sail On」がスタートし、観客のボルテージは一気に上昇した。その後、「DVORAKKIA」のジャケットで着用していた海賊風のゴージャスな衣装からブルーのスーツに着替えたメンバーは「Message in a Bottle」「Portrait of Love」「Petal Dance」といった最新作の収録曲を次々に披露。ライブでは定番となっている、パフォーマー・Kamusによるソロでは序盤のシリアスの雰囲気から徐々に明るくリズミカルなテンポへと変化し、彼のアジアやアフリカンなど民族的な要素が盛り込まれたパワフルなダンスが観客を魅了した。 ■ しっとりな「Fate」から情熱的な「melamela」へ ライブが後半に差しかかるとHIDEKiSMがしっとりと歌い上げる「Fate」、TakassyとHIDEKiSMが美しいハーモニーを響かせる「哀恋」など切ないムードの楽曲でオーディエンスを妖艶な世界へと誘う。そこからメンバーのパフォーマンスは徐々にヒートアップし、「Moratorium」ではフラメンコ調のリズムで情熱的なダンスを披露。ライブ定番曲の「melamela」では男性ダンサー3人とメンバーがセクシーに絡みつつ、6人が1列に重なり千手観音のようなフォーメーションの一糸乱れぬダンスを見せつけ、客席からは興奮の歓声が起こった。 ■ 新衣装ファッションショー MCでは新衣装を見せびらかしたいというエンガブが「ファッションショーしよ！」と提案。1番手のKamusの衣装をHIDEKiSMが見回しながら「背中にはエンブレムが付いてるの！ これで魔物も倒せそうなよ・か・ん！」「このズボンも……今あんまり“ズボン”って言わないかしら（笑）」などと必死に紹介するが、周囲を動き回っていたせいでKamusに「もういいかな！ すごいカニ歩きになってる（笑）」と制止されてしまう。2番手のHIDEKiSMのことはTakassyが紹介するが、「ライブ前日だっていうのに（酒を）がぶ飲みー！」「むくみなんて気にしてらんなーい！」となぜか衣装の紹介ではなく好き勝手にアフレコをして、HIDEKiSMから「衣装を紹介して！」とツッコまれる。最後はKamusがTakassyを紹介するが、「頭に付いてる羽は青い鳥からむしったのかしら（笑）」と、やはり自由すぎる解説でファッションショーは中断となった。 ■ 私たちをこの場に立たせてくれて本当にありがとうございました！ ライブのクライマックスでは3人がダンサブルな「Cherry Pie」「Mother Ship」を畳みかける。カントリー調の「僕の名を持つ君へ」では客席から「オーオーオー」のシンガロングとハンズクラップが沸き起こり、会場が一体感に包まれてメンバーはステージを降りた。アンコールの声に応えて再び登場したエンガブは「ハッピーハッピーウェイウェイドンチー」から「High Heels」まで過去の人気曲5曲をつないだ10分強の豪華なメドレーを熱唱。トークコーナーでは9月に東京・MAGNET by SHIBUYA109でポップアップストア第2弾を、10月に東京と大阪でハロウィンライブ「DVORAKKIA β ～Halloween Villains Night～」を開催することを発表し、オーディエンスを大いに喜ばせた。そしてエンガブは今回、キャリア史上最大規模のツアーを完遂し、ファイナルを初のZepp DiverCityで迎えられたことについて1人ずつ感謝の言葉を述べ、最後にTakassyが「皆さん、私たちをこの場に立たせてくれて本当にありがとうございました！」と深く頭を下げた。さらにエンガブはファンへの感謝を込めた「イキル」を丁寧に届けたのち、代表曲「豪華ネェサン」でフロアを最高潮に盛り上げてライブを締めくくった。 なお本公演は生配信も行われ、7月21日までZAIKOにてアーカイブ映像を視聴することができる。配信チケットは 7月21日19:00までローソンチケットにて販売中。 ■ セットリスト □ ENVii GABRIELLA「ENVii GABRIELLA LIVE TOUR 2024『DVORAKKIA』」2024年7月14日 Zepp DiverCity（TOKYO） 01. Sail On 02. B&G 03. Message in a Bottle 04. Portrait of Love 05. Petal Dance（Zepp ver.） 06. BL（Short ver.） 07. Kamus Solo Dance 08. DVORAKKIA（Zepp ver.） 09. APHRODITE 10. Fate（Zepp ver.） 11. 哀恋 12. Moratorium（Short ver.） 13. Strangers 14. melamela 15. Cherry Pie 16. Mother Ship 17. 僕の名を持つ君へ ＜アンコール＞ 18. メドレー（ハッピーハッピーウェイウェイドンチー～Lonely Burning Boom Boom Night～PAY ME～AMNESIA～High Heels） 19. イキル 20. 豪華ネェサン ■ ENVii GABRIELLA POP UP STORE 第2弾 2024年9月13日（金）～ 9月29日（日）東京都 MAGNET by SHIBUYA109 5F「JOL Collab Store」 ■ DVORAKKIA β ～Halloween Villains Night～ 2024年10月19日（土）大阪府 ユニバース OPEN 17:00 / START 18:00 2024年10月26日（土）東京都 東京キネマ倶楽部 OPEN 17:15 / START 18:00 2024年10月27日（日）東京都 東京キネマ倶楽部 ［昼公演］OPEN 13:15 / START 14:00 ［夜公演］OPEN 17:15 / START 18:00 ゲスト：ドリアン・ロロブリジーダ