アメリカ大統領選挙で、共和党のドナルド・トランプ氏が圧勝し大統領に返り咲きました。今回の結果をどう受け止め、そしてこれから日本や山形県内に何が起きるのか。山形市在住のアメリカ人と現地の日本人ジャーナリストに話を聞きました。 共和党が勝利したオハイオ州出身のポール・プライスさん（62）。元アメリカ空軍の兵士で日本文化好きが高じて1983年に来日。30年ほど前から山形市内で英会話講師をしています。大統領選挙には、山形からオンラインで投票しました。 ポールプライスさん「ドナルド・トランプに投票しました。私と同じ価値観を持っていて、彼は非常に保守的。そして彼は優れた仕事をする。彼は減税も進めるから」 自身は共和党支持者だといいます。一方でプライスさんの周囲には、トランプ氏の強い口調や態度を嫌う人が多くいたといいます。 「彼は減税をしてくれる。私たちのような一般人を理解しています。多くの人が嫌うのを私は気にしない。私はトランプ氏を好きだけど多くの人は嫌っている」 プライスさんはトランプ氏が大統領に就任することで日米関係が強固になると信じています。 ポールプライスさん「関係はよくなると思う。トランプ氏の前の大統領期間でとてもいい関係性だった。アジア諸国とアメリカの関係ですが、バイデン氏の就任で大きく変わりました。ですからトランプ氏が就任することで日本とアメリカの同盟関係はもっと良くなると思う」 一方、民主党が勝利した、コロラド州在住で元YBC海外リポーターの加藤晴巳さんは、現地の状況を次のように話します。 加藤晴巳さん「周りの反応はみなさんがっかりしてます。こんな国には住んでいたくないとか。トランプ氏の当選で気持ち悪くなったという人もいた」 一方でトランプ氏に対してはアメリカを建て直すという経済政策に期待した人が多かったのではないかと分析します。 加藤晴巳さん「アメリカは税金を始め人件費、ガス、電気、食料、インフレがどんどん上がっている。その中でトランプさんの経済的な政策の強さは、票を伸ばしたと思う」 【ON】加藤晴巳さん「トランプさんは日本を相手にしていないと思う。今までの政策で日米同盟の下にいて、日本はアメリカをとても友好的だと思っている。そこは変わらないと思う」 トランプ氏は、勝利宣言で改めて「アメリカファースト」を打ち出しました。経済や国際社会など日本や県内への影響はあるのか、今後のトランプ氏の動向に注目です。