いわき湯本の高萩 打撃でけん引 秋季高校野球福島県大会(9月21日)
▽3回戦 いわき湯本9-3学法福島 いわき湯本が14安打9得点の猛攻で学法福島に快勝した。いわき湯本は初回に連打で2点を先制するとその後も小刻みに得点を重ねた。1点をリードした七回1死満塁から高萩が2点適時打を放ち勝負を決定づけた。学法福島は三回に3点差を追い付いたが後が及ばなかった。 いわき湯本は夏の県大会に続いて、秋も県8強に駒を進めた。今大会初のスタメン出場となった背番号13の2年生高萩智煌は、3安打4打点の活躍でチームを勝利に導いた。学校統合後初の秋8強に「勝ちながら成長している」と納得の表情を浮かべた。 1点リードの七回、1死満塁で打席が回った。フルスイングが売りで「ファーストストライクから積極的に打つ」と言い聞かせた打席に立ち、貴重な2点適時打を放った。初回の適時打を含め、打撃で引っ張った。 チームは1年生も主力として活躍している。自身、昨年秋以来のベンチ入りで、「後輩に負けていられない。先輩の威厳を保つことができた」と喜んだ。
次戦は夏の県大会で敗れている王者・聖光学院。「先輩たちの悔しさを自分たちが晴らしたい。仲間とともに一戦必勝で目の前の大きな壁にぶつかっていく」とさらなる高みを見据えた。 ▶学法福島・原口琉那(先発し5回4失点と粘りの投球)無駄な失点を与えてしまったので悔しい。投手としての考え方を見直し、チームを勝利に導ける投手を目指す。