時計の読み方を家庭で《楽しく》教えるには?小学校入学準備にもおすすめ!
お子さまが時計を読めるようになると、学校や家庭で時間を意識した行動がとれるようになるなど多くのメリットがあります。小学校入学前に時計を読めるようにしたいとお考えのかたもいらっしゃるのではないでしょうか。 とはいえ、忙しい毎日の中で、時計の読み方を家庭で教えるのはなかなか難しいものですよね。教えてはみてもお子さまにうまく伝わらず苦労した経験があるかたもいらっしゃるかもしれません。 そこで、保護者のかたが簡単・ラクに教えられて、しかもお子さまも楽しく覚えられる「時計の読み」の教え方のステップをご紹介します。 時計を読むことに慣れていくためには、まずは「声かけ」から始めてみましょう。ゲーム感覚で覚えていく方法もご紹介していますので、お子さまと一緒に楽しみながら、時計の学習にトライしてみてください。
時計の読み方は早めの学習がおすすめ!
時計の読み方は、小学校入学前に身に付けておくのがおすすめです。学校では小学校1年生の算数で習いますが、早めに時計の読み方をマスターしておくことで、次のようなメリットがあります。 時間を意識した行動ができるようになる ↓ 生活リズムが整い、規則正しい生活ができる ↓ 自分で行動できるようになり、自立が促される 小学校入学前に時計の読み方を身に付けておくメリットは、単に小学校の予習ができるだけにとどまりません。「7時30分だから朝ご飯の時間だ」と時間と行動をセットで意識できることで、生活リズムが整います。生活リズムが整うと「そろそろ8時だから、遊びをやめてお風呂に入ろう」と自分で先を見通した行動ができるようになります。 規則正しい生活を送り、自分で自分の行動をコントロールできれば、決まった時間の中での集団行動が必要になる小学校生活にもスムーズに適応できるようになるでしょう。
お子さまは時間感覚がまだない! 時計の読み方を教える前の準備が大切
小学校入学前の子どもは、時間感覚がまだないことが多いものです。いろいろな物事を目で見て理解する段階であるため、目に見えない「時間」はイメージしづらいのでしょう。そのため、いきなり時計の読み方を教えようとするのはNG。まずは、次のような方法で「時間」とはどういうものか、「時計」とはどんなものかをイメージできるようにしてあげましょう。 【「時間」を取り入れた声かけをする】 「時間」とは何かをイメージしやすくするために、まずは「時間」を取り入れた声かけをすることから始めましょう。これまでの声かけを次のように変えていけるといいですね。 「起きる時間だよ」→「7時になったから、もう起きようね」 「おやつだよ」→「3時だから、おやつを食べよう」 「もう寝る時間だよ」→「9時だから、お布団に行こうね」 このような声かけを繰り返すことで、いつもの行動には決められたタイミング(=時間)があることを体感的に理解できるようになるでしょう。 【「時計」の役割を体感させる】 時間を知るには「時計」が必要なこと、「時計」があることで時間の決まりを守ることができることを体感するきっかけをつくりましょう。たとえまだ時計が読めなかったとしても、時計を見たり、触ったりしてみることが大切です。 たとえば、お友達と2時から遊ぶ約束をしたのであれば「長い針が12、短い針が2のところにきたら、遊ぶ約束になっているよ」と伝えられるといいですね。時計があると約束ができるといった時計を読めることの良さや、時計の針は動いて時間を知らせてくれることを少しずつイメージしていけるはずです。