超短期決戦で行われることになった解散総選挙。新たな区割りでの闘いに挑む候補予定者の動きをシリーズでお伝えします。今回は長岡市・柏崎市・小千谷市・見附市などが選挙区となった新潟4区です。前職の3人が立候補を予定しています。 【候補予定者一覧】超短期決戦の衆院選！新区割りで新潟は6区⇒5区に　合わせて15人が立候補を予定（9日現在）

■立憲・前職 米山隆一氏 “自民政治からの転換”訴える

立憲民主党・前職　米山隆一 氏

10月6日の小千谷市… 【立憲民主党・前職　米山隆一 氏】 「立憲さんに頑張ってもらわなきゃ…そう言ってくれる人も増えたんですよ」 神社で開かれたマルシェで支援者と談笑していたのは、立憲民主党の前職・米山隆一さんです。 前回の衆院選で、旧5区から無所属で出馬し、初当選を果たした米山さん。その勝因の一つとなったのが「野党共闘」です。 立憲民主党の野田代表は共産党との連携に対して否定的ですが… 【立憲民主党・前職　米山隆一 氏】 「中央は中央でどうにもならないところはあるが、地域はきちんとした信頼関係の積み上げもあるので、できる範囲で連帯していきたい」 今回の選挙でも、野党共闘への自信をのぞかせます。さらに強力な味方となっているのが、妻で作家の室井佑月さんです。 【米山氏の妻・室井佑月さん】 「また選挙がある。正直言うと怖い」 【支援者】 「怖くねぇよ。うちらがついているぞ」 米山さん以上？の人気ぶりを発揮する妻と自民党政治からの転換を訴えます。 【立憲民主党・前職　米山隆一 氏】 「『時代は変わったので、新しい政治を始めるときです』と訴えていきたい」

■自民・前職 鷲尾英一郎氏　逆風の中“旧文通費の公開”強調

自民党・前職　鷲尾英一郎 氏

野党がまとまる一方で…前職の2人が名乗りを挙げ、保守分裂の危機にあるのが自民党です。 10日朝、長岡市で辻立ちをしていたのは、党から公認を得た鷲尾英一郎さんです。 【自民党・前職　鷲尾英一郎 氏】 「自民党公認ということで、きのうも党総裁から『しっかり戦え』という話をいただいたので、しっかり戦っていきたい」 2019年に自民党に入党し、区割りの変更とともに4区の支部長に就任した鷲尾さん。 【自民党・前職　鷲尾英一郎 氏】 「今までの政治の中で、見附で国会議員の事務所をつくったのは私が初めてと聞いている」 これまで選挙区内に約70の後援会を立ち上げたほか、地元議員との連携も強化してきました。 しかし、その自民党に対して吹いているのは「政治とカネ」をめぐる強烈な逆風です。 【自民党・前職　鷲尾英一郎 氏】 「私は、裏金問題には一切関わっていない」 裏金への関与を否定した上で鷲尾さんは初当選以来、義務のない旧文通費の公開を続けてきたと強調します。 【自民党・前職　鷲尾英一郎 氏】 「自ら進んで、法律の義務付けがないということを自主的にやってきた。だからこその信用の積み上げで、私こそ政治改革ができるということ、それを第一に政治の信頼を取り戻したい」