「花祭り」に向け 物見神社氏子「花」作る 県重要無形民俗文化財/岡山・津山市
岡山県津山市加茂町物見の物見神社で27日に開かれる県重要無形民俗文化財「花祭り」に向け、氏子たちが13日、祭りで奉納する色鮮やかな「花」を作った。 【写真】手作りされる花
長さ3~4メートルで、細く割った竹と柳の木を使用し、造花や風車、短冊、色紙が彩る花は、「柳」「梅」「桜」の3種類。物見地区の3地区(奥土居、北土居、古屋土居)43軒が総出で作る。
地区の若者が少なくなり、高齢者中心で作業。五穀豊穣や家内安全などを願って行われる祭りに向け、一日がかりで手作りした。
祭り当日は午後2時からの神事に続いて、参拝者による花の取り合いが行われる。持ち帰った花は飾っておくと厄よけになるほか、輪にして屋根の上にのせておくと火よけになると言われる。餅投げも実施する。地区外からも多くの参拝を呼びかけている。
津山朝日新聞社