「保有資金を使っての学校運営…最終年度」30年前に開校 ロシア極東連邦総合大学函館校 “財政難”で閉校の危機 ウクライナ侵攻の影響で生徒数激減 北海道函館市
UHB 北海道文化放送
北海道函館市に30年前に開校したロシアの大学の分校が、生徒数の減少による財政難で閉校の危機にあります。 ウラジオストクに本校があるロシア極東連邦総合大学函館校。 ロシアのウクライナ侵攻で生徒数が激減し、現在14人の学生がいますが、学校の継続には33人以上が必要です。
年間の運営費は約6000万円で、その半分を函館市が補助しています。 「保有資金を使っての学校運営をすることのできる最終年度。(資金の面で)破産といいますか、そういう恐れもなくはない」(ロシア極東連邦総合大学 函館校 渡辺 善行理事長) すでに2025年度の生徒募集を停止していて、2025年度以降の学校運営に相当な困難が予想されています。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- "冷凍エビ"を載せてロシアから入港した貨物船内に『大麻』…ロシア国籍船員の44歳男を大麻取締法違反で逮捕送検 認否明らかにせず 北海道小樽市
- 【北方領土問題】「元島民の平均年齢が88歳を超える…それだけ待ったなしの状況」北海道の鈴木知事らが岸田首相に北方四島交流事業の再開を求め要望書提出―ロシアのウクライナ侵攻の影響で見通したたず
- 【個人情報SNS流出問題】中学校&市教委"ずさんな管理"認める…保護者から不満の声相次ぐ 内部文書の適正管理と人権に配慮した表現指示 北海道札幌市
- 学校で今年の暑さどうしのぐ?道立学校の普通教室“エアコン整備率0.8%”…昨夏は『猛暑で臨時休校』相次ぐ 地域によって職人不足の背景も 北海道教育委員会は暑さ対策呼び掛ける
- 【個人情報SNS流出問題】中学校の説明…「他人事のように聞こえる」」保護者から憤りや不安の声 職員室では情報を自由に持ち出し可能“ずさんな管理” 札幌市教育委員会が会見へ