演技稽古の成果発表 福島県富岡町で演劇キャンプ
演劇やパフォーマンスを通して表現の楽しさを学ぶワークショップ「演劇キャンプin富岡」の発表会は16日、福島県富岡町文化交流センター「学びの森」で開かれ、参加者が多様な演技を披露した。 NPO法人富岡町3・11を語る会の主催、日本演劇教育連盟の共催。県内外から高校生や社会人など約90人が参加した。参加者は演劇、朗読、殺陣、あそびと表現、音声言語以外で演じる「ノンバーバル表現」の五つのジャンルに分かれ、14日から16日まで講師の指導を受けて稽古に励んできた。 発表会ではジャンルごとに参加者が舞台に立った。ノンバーバル表現では、東日本大震災の苦しみを乗り越え、未来へ向かって歩んでいく人々の姿を表情や身体の動きで表し、観客から大きな拍手が送られた。 語る会が実施している高校生による紙芝居を使った伝承活動の取り組みも披露された。