「契約しているリース品を勝手に売却された」居抜き開業の飲食店で冷蔵庫を勝手に売却した疑い…会社役員逮捕「リース品だとは知らず納得いかない」
島根県警出雲警察署は18日、知人から借りていた業務用冷凍冷蔵庫など4点、時価合計41万円相当を無断でリサイクルショップに売却していたとして出雲市内の会社役員の男(37)を逮捕しました。 男は今年4月24日から29日までの間、市内に住む別会社の役員の男性(30代)から借りて自分の店で使っていた業務用テーブル型冷凍冷蔵庫(時価19万5000円相当)、業務用テーブル型恒温高湿庫(同9万7000円相当)、小型冷蔵ショーケース(同4万5000円相当)、ガステーブル(同7万3000円相当)の4点、時価計41万円相当を、男性の承諾なく市内のリサイクルショップに14万円で売却した横領の疑いです。 4点は男性が以前、飲食店を経営していた時にリース契約した器具で、男性はその後店を廃業しました。しかし同じ場所に男が開店するということでそのまま使わせる一方、男からリース代金を受け取ってリース会社に払っていました。 男性は、リース会社と直接契約を結び直すよう男に求めていたものの、借主が変更されないままになっていたということです。 器具が売却されていると聞いた男性がリサイクルショップを確認し、5月7日に出雲警察署へ「私が契約しているリース品を勝手にリサイクルショップに売却された」と相談していました。 その後の警察の捜査で、男が無断で売却していたことが裏付けられたとして逮捕しました。 調べに対し男は「リース品だとは知らずに売ったので、逮捕されることに納得いかない」と話し、容疑を否認しているということです。 犯行の動機や経緯のほか、余罪や共犯者の有無を警察が追及しています。
山陰放送