来季は打者専念の大谷翔平 「右肘の状態」次第では驚きの起用プランも
二刀流スターの話題が尽きない。 現地時間11月3日(日本時間4日)にエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平。今季は日本人初のメジャー本塁打王を獲得し、2年連続で「2桁勝利&2桁HR」もマークするなど数々の偉業を達成。16日には史上初となる2度目の満票受賞でア・リーグMVPに選出された二刀流スターの去就は、現地でも大きな注目が集まっている。 【動画】大谷翔平が日本人初の本塁打王に!圧巻の全44ホームランを一気に見る 大谷は今季終盤に故障した右肘の手術を受けた影響で、来季は打者に専念すると見られている。今季は打率.304、44本塁打、95打点、OPS.1.066と驚異的な成績をマークし、「打者・大谷翔平」のみでもチームに大きなインパクトを与える存在だが、MLB関係者は移籍先次第で驚きの起用が実現するかもしれないと言及した。 米スポーツ専門サイト『Bleacher Report』は大谷に関する記事を配信。匿名を条件に取材に応じたMLB関係者が「もしオオタニが投手をしないとしても、外野手、特にセンターとしてプレーすることになるだろう」「彼は最高のアスリートの1人だ。少なくともライトはできるはずだ」と、大谷が外野手として守備につく可能性を示唆したことを伝えた。 MLB関係者のこの発言に同メディアは「日本でのキャリアでは外野手としてプレーした時期もあり、2021年シーズンにはエンゼルスでレフトとライトの両方でプレーした」と大谷が外野で起用された経験があることを紹介。さらに、「マウンドとバッターボックスの両方で効果的な働きができる29歳のオオタニは、打者としてだけでも球界で最も効果的な選手の一人である」として、「右肘の状態が良くなり、外野手として必要なスローイングができるようになれば、2024年のシーズン中に彼を外野手として起用する可能性がある」と見解を示した。 右肘の状態と移籍先次第では、大谷が外野手としてプレーする姿を見ることができるかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]