寺やお店で寄席を満喫たかおか落語祭り 21日から5会場
たかおか落語ふぁんくらぶが主催する「たかおか落語祭り2024」(富山新聞社共催)は21日から、高岡市内の5会場で開催される。今年もホールではなく寺や店舗などを会場とする小規模寄席とし、演者との距離が近い空間で話芸を満喫してもらう。 今回は22日に同市伏木東一宮の伏木神社で林家つる子さんの真打昇進メモリアル公演が行われるほか、21日の高陵金寿堂(金屋)、22日の大仏茶屋(定塚町)では、つる子さんの独演会が繰り広げられる。 23日の臨済宗国泰寺派龍頭山江雲庵(こううんあん)(太田)、沖縄元気料理ゆいまーる(駅南)では、くらぶの趣旨である「若い落語家を応援する」に基づき、今後飛躍が期待されるあんこさんと、歌謡漫談「東京ボーイズ」の仲八郎さん(砺波市出身)が出演するメリハリの効いた公演が見どころとなる。 全ての会場では就労支援事業所Jam(宮田町)の利用者がデザインしたオリジナルのミニトーバッグも販売される。 会場の一つとなる江雲庵は、芸能の神「弁財天」が建立されているなど芸に縁がある。ふぁんくらぶの塚田高史会長は「間近で見られる巧みの技を楽しんでほしい」と話し、江雲庵の坂本大悟住職は「地元を中心に多くの人に来場してほしい」と期待を込めた。 23日の江雲庵、ゆいまーるとも料金は2500円となる。21、22日のチケットは完売した。