「光る君へ」為時がまひろに告げた一言が泣ける! 長年の苦労が報われる記念すべき回
徹夜でまひろを看病する道長の様子から二人が深い仲にあるのではないかと感じていた為時だが、初めてまひろに真正面から道長との仲を問う姿に「ついに…」「すごい!真正面から切り出した」と驚きの声が上がっていたが、とりわけ視聴者の心を揺さぶったのがまひろの気持ちを慮りながら投げかけた次の言葉。いつになく真剣な表情で、穏やかに「父はもうおまえの生き方をとやかくは申さぬ。道長さまとお前のことはわしのような堅物には計り知れぬことなのであろう。そこに踏み込むこともせぬ。ただ、何も知らずに越前に赴くことはできぬ。真のことを聞かせてくれぬか」と尋ねた。
かつては妻・ちやは(国仲涼子)を兼家の息子である道兼(玉置玲央)に殺されながら、恩のある兼家のために事件を隠ぺいしてまひろとの溝が深まった時期もあった為時。しかし、仇である道兼が亡くなった時にはその死を悼む温情のある言葉が絶賛され、気高く心優しいキャラクターとして人気がうなぎ上りに。道長に挨拶に赴いた際には、あわてて正装を手配していたことからいかに長い間、職を得られなかったのかが窺えたが、そんな苦労人の為時が意を決して娘と向き合う姿に「ハイパー善人」「為時パパ、真面目で優しすぎて大好き」「本当にまじめでよい人」「父と娘の会話、泣けてくるね」と揺さぶられる視聴者が続出した。
ちなみに、本エピソードでは為時の友人・宣孝(佐々木蔵之介)が、為時の若かりし日の武勇伝をまひろに明かす場面も。大学時代に宋の国に行こうと船に潜り込んだところ船頭に身ぐるみはがされ、海に捨てられたという冒険譚で、「パパにも大胆な過去が」「やんちゃすぎる!」「パパも宋に行きたかったのか」といった驚きの声と共に、「パパの意外な一面、まひろとそっくり!」「この親にしてこの子あり」とまひろに為時の血筋を感じる声も多く見られた。(石川友里恵)