午後9時26分に黙とう 「能登台湾がんばるばい」
熊本、大分両県で計276人が犠牲となった2016年4月の熊本地震は14日、最初の激震「前震」から8年となった。前震と16日未明の「本震」で震度7を2回記録した同県益城町役場の周りには「災害に負けない」「能登台湾がんばるばい」などの言葉が添えられた竹灯籠がともされ、住民ら約50人が前震の発生した午後9時26分に黙とうした。設置に携わった西真琳子さんは「ようやく少しずつ生活にゆとりが出てきた」と安堵の表情を見せた。 町営住宅広崎第3団地の広場では、色とりどりのキャンドルに追悼の明かりをつけた。住民の荒瀬芳昭さんは「地震前の生活には戻らないけど、新しい出発はできていると思う」と話した。