「ゴルフをするのが嫌。楽しくない」 イ・ボミが本音で語った“ツアー選手ではない生活”とは?【引退後“初”独占インタビュー】
「ゴルフをするのが嫌。楽しくない」と夫に伝えると…
――そんな状態なのですか? ゴルフをしたくないとは意外です。 ボミ ゴルフをするとあまりにもスコアが悪いからです。練習していないので当然なのですが、ラウンドするたびに何がダメで問題なのかと自分で分かってしまうのが嫌で……。それを修正したくてもできないし、ゆったりとした軽いスイングができない。今は全体的に力が足りないので、ボールにパワーも伝わらない。なので今は本当にゴルフってトレーニングが重要だったんだなって思いながらラウンドしています(苦笑)。 ――ツアーから離れた身なので、もっと気楽にゴルフしてもいいと思います。 ボミ いいえ、決してそうではないんです。ゴルフがうまくできていたから楽しかった。思い描いたどおりにボールが飛んだり、狙った場所にいくのが楽しかったわけです。難しいピンポジションでもバーディーが取れたり、60台を3日連続で出したりするのが楽しかったのが分かりました。今はフェアウエイから打ってもボギーを簡単に打ってしまうのがストレスなんです。この前も済州島でゴルフをしたときにボギーを4つも打つので、あまりにも悔しくて、夫に「もうゴルフするのは嫌だ。楽しくない」と話したくらいです(笑)。 ――夫のイ・ワンさんはその時、どういいましたか? ボミ 「ストレスから離れるために日本ツアーを引退したのに、そうした心の痛みもなくゴルフができることにはもっと感謝したほうがいい」っていわれました。でもいざゴルフ場に立つと、まだ気楽にはゴルフができない。自分が打ちたい目標があるのにそこに飛ばないと、なんで? となるからしんどいですよね。 ――そこはやはりプロゴルファーとしてのプライドが許さないということでしょうか。 ボミ 今はまだ仕事とはいえどこに行っても、イ・ボミというスイングやゴルフを見せる立場にあるので、“楽しい”という気分に切り替わるのはもう少し先かもしれません。そうしたプレッシャーを感じなくなるのは、ゴルフの仕事が一切なくなった時かもしれませんね(笑)