多士済々 愛媛マンダリンパイレーツ(愛媛MP)新人全20選手紹介!! -第1弾-
日本野球機構(NPB)入りを目指す選手たちが集う四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツ(MP)。今季は多士済々の新人20選手が入団した。160キロに挑む豪腕や、打撃三冠王を狙うスラッガー―。夢の実現へこの1年に勝負を懸ける選手たちを3回に分けて紹介する。(清家康尊) 背番号7 塚本浩平内野手 昨季の主力が抜け空席となった遊撃のレギュラーの座をつかむと、開幕戦では1番打者も任された。見る者の心をひきつけるひたむきなプレーで、攻守の要として躍動する。 背番号12 広沢優投手 身長193センチ体重102キロの恵まれた体格以上に、その右腕には、大きな夢を抱かせる。直球の最速は158キロ。独立リーグの日本人選手では、まだ誰もなしえていない160キロをマークし、ドラフト本指名を目標に掲げる。 背番号17 窪田寛之投手 大分商業高時代は控えの野手。NPB入りなど夢にも思わなかった野球人生は、聖カタリナ大入学後に大きく動き出す。指導陣の勧めで投手に転向すると、1年弱で球速を最速147キロにまで伸ばし、四国六大学リーグを代表する右腕に成長。今につながる道を切り開いた。 背番号21 加納雅也投手 マウンド上で打者をまっすぐに見据えて投げ込む姿が印象的な182センチの長身右腕だ。「野球に100パーセント集中できる環境がほしかった」と神奈川のクラブチームから入団。伸びのある直球と縦の変化球を武器にオープン戦から存在感を示し、先発ローテの一角に食い込んだ。 背番号27 高橋駿介外野手 3月30日の開幕戦でその名をファンに印象づけた。初回の初打席でインハイのボールを捉えてライトスタンドに放り込むと、第3打席はバックスクリーンにアーチを架け、1試合2本塁打の鮮烈なデビューを飾った。高校、大学で通算49発を放ったスラッガーぶりをいかんなく見せつけた。 背番号34 兵頭真人投手 ほどよく力の抜けたゆったりとしたフォームと球速のギャップが持ち味。チームに3人しかいない貴重な左腕として台頭が期待される。 横浜市に拠点を置くクラブ「ジェイファム」から入団。ジェイファムでは、愛媛MPで2014年から3年間投手コーチを務めた加藤博人氏の指導の下、実力を伸ばした。スリークオーターから投げ込む直球は最速146キロ。加藤コーチが現役時代に得意としたカーブも操り、曲がりの大きさには自信がある。 背番号47 高見亮輔投手 「雑草野球少年りょうすけ」。上のステージで野球を続けるためのアピールツールとして、大学2年時に開設したYouTubeチャンネルの名称だ。学生時代にけがに苦しみながら、野球に対する情熱は消えなかった。「闘志あふれる気持ちの入った投球をみてほしい」とアピールに余念がない。
愛媛新聞社