17歳アンドレーワ 四大大会初の8強進出、全仏OPではガウフ以来の好記録<女子テニス>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は3日、女子シングルス4回戦が行われ、17歳で世界ランク38位のM・アンドレーワが同88位のV・グラシェバ(フランス)を7-5, 6-2のストレートで破り、四大大会初のベスト8進出を果たした。 【シフィオンテク、サバレンカら全仏OP組合せ】 アンドレーワは昨年の全仏オープンで当時16歳ながら3回戦に進出。続くウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では16強入りを果たした。今シーズンは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でも16強。今大会は4回戦の壁を破り、初の8強入りとなった。 この試合、アンドレーワは5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに71パーセントの確率でポイントを獲得。グラシェバのブレークを2度に抑えると、自身はそれを上回る5度のブレークに成功し1時間31分で勝利した。 18歳になる前に全仏オープンで準々決勝に駒を進めたのは過去18年間で3人目の快挙。過去2人は2019年のA・アニシモワ(アメリカ)と2021年のC・ガウフ(アメリカ)となっている。 試合後にアンドレーワは「もちろん、最高の気分よ。私にとってとても特別な勝利だったわ。彼女(グラシェバ)はフランスの選手で、私の親友でもある。この試合に勝つことができて、とてもうれしいわ」と語った。 アンドレーワは準々決勝で第2シードのA・サバレンカと対戦する。サバレンカは4回戦で第22シードのE・ナヴァッロ(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第4シードのE・ルバキナ(カザフスタン)や第12シードのJ・パオリーニ(イタリア)らが8強へ駒を進めた。