え……マジですか……？　意外な展開に目が離せない！

TVアニメ『HIGHSPEED Etoile』ビジュアル　(C)HSE Project

　2024年春アニメは80本以上放送されています。数の多さによって途中で観ることをやめてしまった作品もあるのではないでしょうか？　実は中盤から衝撃展開を迎え、再び盛り上がりを見せた作品もありました。 【画像】くびれにドキッ！　これが腹チラする『ハイスピ』美少女です ●『HIGHSPEED Etoile（ハイスピード エトワール）』 　本作では、最高時速500kmを超える次世代レース「NEX Race」を舞台に、美少女レーサーたちが1位を目指して対決します。ドライバーがAI搭載のマシンと協力しながらレースする設定は珍しいものの、序盤はどこか単調な展開でした。しかし、第5話から大きく展開が変わります。 　主人公である「輪堂凛（りんどう　りん／CV：和泉風花）」のマシンには、AIの「ami（CV：田村ゆかり）」が搭載されています。なかなかうまく連携できない凛とamiですが、第5話からはしっかり協力するようになり、順位を大きく上げるのです。 　その後もしっかりと対話したり、AIのないマニュアル車で特訓したりと、凜はamiと成長を続けます。オーナーに出された「デビュー1年以内に1位を取る」という条件を、果たして凜はクリアできるのでしょうか？　少しずつ人間に近づく、amiの進化にも注目です。 ●『忘却バッテリー』 　中学時代に「怪物バッテリー」と言われた「清峰葉流火（きよみね　はるか／CV：増田俊樹）」と「要圭（かなめ　けい／CV：宮野真守）」は、圭の記憶喪失がきっかけで、普通の都立高校に進学します。「智将」と言われた圭は、記憶喪失で性格がかなり変わっています。 　そのため、序盤は圭を演じる宮野さんのノリノリな演技や、日常回多めの構成に注目が集まっていました。しかし6話からは、思い通りにプレーできなくなる「イップス」に焦点が当てられ、野球への熱い思いや、部員たちの抱えていた過去が明らかになります。 　さらに話が進むにつれて、記憶を失っていた圭にも、驚きの変化が訪れます。他校との対戦や新部員の加入など、中盤からどんどん熱くなっていく一方でギャグ要素も忘れません。熱いスポーツものが好きな方は序盤で中断せず、ぜひ6話までご覧ください。 ●『夜のクラゲは泳げない』 「何者かになりたい」そんな気持ちを持つ少女たちが、匿名アーティスト「JELEE」として活動を始めます。動画やSNSを駆使した彼女たちの売り出し方は、今の時代をよく反映しており、実際に「X（旧：Twitter）」では毎週のように「#ヨルクラ」がトレンド入りしています。 　JELEEは作中でフォロワー10万人を目指しますが、本作の公式Xアカウントも10万人に迫る勢いで増加し、物語と連動しているかのような盛り上がりを見せました。SNSのコメント欄に悩まされたり、メンバー間ですれ違ったりと、物語も回を追うごとに深まっていきます。 　また、3話を筆頭に「エンディングの入り方が神」とのコメントが多く見られ、中盤以降もその神エンディングは続きます。JELEEは「何者か」になれるのか、作中でも現実でもフォロワー10万人を達成できるのか……ぜひ感動のラストまでご覧ください。 ＊　＊　＊ 　中盤に見どころがある作品は、その前に視聴をやめてしまいがちですが、ぜひそこを乗り越えて見てほしい作品をご紹介しました。意外な作品があった方は、ぜひ中盤までご覧ください。気が付いたら、最後まで見ているかもしれません。