注文から提供まで約25秒!? 駅のホームで食べられる名古屋名物「きしめん住よし」のおいしさの秘密とは?
モチモチ麺の秘訣は冷凍麺! マイナス38℃の巨大フリーザーで急速凍結
次は、モチモチの麺の魅力に迫ります。しかし、麺工場への取材は残念ながらNG!そこで番組は、きしめん専門店「星が丘製麺所」に協力を依頼しました。 店主の太門さんは、住よしファン歴20年のデララバさん。3000軒以上のうどん店を食べ歩いた太門さんは、2012年に名古屋・今池にうどん店を開店。その後、初めて食べたきしめんのおいしさに惚れこみ、2021年にきしめん専門店をオープン。2022年には栄の久屋大通に2号店を開店しました。 星が丘製麺所は、住よしと同じく冷凍麺を使っているとのこと。太門さんによると、一番おいしい状態まで茹でて凍結すれば、簡単に茹でたてのモチモチの食感を再現できるので、冷凍麺は今、人気なのだとか! 星が丘製麺所の冷凍麺は、和食麺処「サガミ」とコラボして開発しています。そこで、一宮市の「サガミフード」尾西食品工場で麺の秘密を探りました。 小麦粉を塩水と合わせて練り込み、手打ちの麺に近くなるよう、圧力をかけ、寝かせるという工程を繰り返します。きしめん特有の薄くて幅広い形にカットした後、冷凍する前に巨大な釜でしっかりと茹でるのがポイント。約4分間茹でて麺がモチモチになった所で、冷水で粗熱を取ります。 最大のポイントは、マイナス38℃になる巨大フリーザーでの急速凍結!冷凍時間は約13分。茹でたての麺を急速に冷凍することで、おいしさを閉じ込めます。 きしめんを扱うお店は35年前には1200軒以上ありましたが、現在は約300軒。太門さんは「きしめんは打つのも、保存するのも、茹でるのも難しい。寝かせて延ばす工程で、うどんの2倍以上の時間がかかるので、手間とコストから提供するお店は減少しています」と話します。 太門さんがサガミと共に冷凍麺を開発したのは、きしめんを盛り上げたいとの思いから。冷凍技術が向上したことや、きしめんに最適な麺専用小麦の誕生もあり、きしめんに使うひらめんの生産量は、2009年を境に上昇しているそうです。 太門さんは「住よしには、1軒あたり何百人という人数が毎日来る。住よしが新幹線のホームで提供しなかったら、名古屋のきしめんはもっと存在感がなくなっていたはず。きしめんの存在感を保ち続けた功労者です!」と住よし愛を語りました。 さらに、デララバでは「きしめん住よし」のメニュー10種類から人気ランキングを調査! 気になる1位は、意外なあのメニュー!? <ランキングへ続く> CBCテレビ『デララバ』1月10日(水)放送
CBCテレビ