外国客船、高岡・伏木に寄港 伏木高生が出迎え「富山へようこそ」
外国クルーズ客船「ウエステルダム」(8万2862トン)が7日、富山県高岡市の伏木港に初めて寄港し、欧米豪を中心とした乗船客約1960人が市内外の観光地を巡った。 伏木万葉ふ頭では、伏木高校の生徒会と英会話部の2~3年生計10人が万葉衣装に身を包み、乗船客を出迎えた。県内の学生らも通訳ボランティアとして参加し、観光地までの交通機関などを案内していた。土産品の販売コーナーもあった。 乗船客はツアーバスで同市の国宝瑞龍寺や富岩運河環水公園(富山)、世界遺産の五箇山合掌造り集落(南砺)などへ向かった。 英国から訪れたジョン・ポーターさん(68)は国重要伝統的建造物群保存地区の高岡市金屋町や高岡大仏を巡るといい「せっかく日本に来たので、良い一日にしたい」と笑顔を見せた。 船は横浜発着で、神戸や函館を経由し、約2週間かけて日本を一周する。同日夜に出港し、次の経由地の山形県酒田港へ向かった。