【歌手・女優・声優】松本梨香、声の仕事を後押しした存在 「山さんができるなら私もできるか」
■「サトシというキャラクターと出会った感じがしない」 約26年務めた『ポケットモンスター』サトシ役
様々なアニメ作品や外国映画に声を吹き込んできた松本さん、アニメ『ポケットモンスター』では、放送が開始された1997年から約26年にわたって、主人公のサトシ役を務めました。 ――役に出会った時にどんな感想を持ちましたか? サトシはほとんど自分なので。自分のちっちゃい時を思い出せばサトシになってしまうから、サトシというキャラクターと出会った感じがしないですよね。 ――役を振り返って覚えていることには、どういうことがありますか? サトシのオーディションの時のコメントに、ダジャレが書いてあったことを覚えています。“パジャマはジャマ”って書いてありました。ダジャレはちっちゃい時からすごく大好きだったし、誰にも負けないみたいなことが自分の中にあったので。もうちょっと2つくらい(ダジャレを)増やした方がいいなと思って、増やして表現しました。 ――監督やスタッフはどんな反応でしたか? 監督とかみんな笑っていました。かなりいろんな人をオーディションされていたので、疲れていたんですよね。で、“何かにぎやかなのが出てきた”みたいな。みんなが疲れていたから、ちょっとこの場を盛り上げなきゃなとすごく思って。だから、オーディションを受けるというよりも、みんなを笑顔にしたいというつもりでオーディションを受けたかな。 サトシ以外にもいろいろやっていて、「サトシそのままだね」って言われて受かりました。