南海キャンディーズしずちゃん 「岩石女」と言われ苦しんだ過去 大嫌いだった大きな体が笑いに
お笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代が30日、京都市の京都大学でシンポジウム「多様性を認めあうこととは?-いま私たちにできること-」に出席し、自身の体験をもとに講演を行った。 【写真】しずちゃん、まさかの「ムラムラしちゃって」告白 出生時、5000グラムの体重で生まれたしずちゃん。幼少期から周囲よりも大きな体がコンプレックスであったという。すれちがいざまに「あれが岩石女か」などと、心ない言葉を浴びせられたこともあり、「自分が大きいことが本当に嫌で、内にこもっていったし、『なんでこんな大きく産んだんだ』と、親を恨んだこともある」と、過去の苦しんだ思いを吐露した。 そんな自分を救ったのが「お笑い」だった。「芸人になって、顔の大きさを『畳四畳半』とか、『大家族の炊飯器』とか例えられるとウケるんです。マイナスでしかないと思っていた自分の大きさが、ああ、武器なんやって」。人を笑わせたくて選んだ芸人の道では、自分の体の大きさが笑いを生み、「そこからガラッと変わって、悩むことが一切なくなった」と、長年のコンプレックスから解放されたという。 最後には自分らしく生きるための助言として「決めつけてしまうのは、相手のことを知らないから。それに、私は自分の大きさが大嫌いだったんですけど、それは個性なんです。自分で自分を決めつけないで欲しい」と、集まった参加者へ呼びかけていた。