「どうしてパスを出してくれなかったんだ」主将からの苦言に久保建英は「出したほうが良かったとも言えるし…」 ソシエダ番記者は“ポジティブ思考”を評価【現地発】
セルヒオ・ゴメスと該当シーンを映像で確認
後半開始直後、深い切り返しからの今度は右足でのシュートは枠を大きく外れた。前述した、タケが「最後の場面で」と言及したチャンスが生まれたのは、スチッチの鮮やかな放物線を描いた左足弾がゴールネットを揺らし、同点に追いついた後のアディショナルタイムだった。 自陣右サイドでボールを受けると、一気に加速してゴール前までボールを運ぶと、そのまま左足を一閃。しかし渾身のシュートは惜しくもクロスバーの上へと外れた。 タケは試合後、主将のミケル・オジャルサバルから「フリーだったのに、どうしてパスを出してくれなかったんだ」と言われたことを明かした。しかし、セルヒオ・ゴメスと笑いながら該当シーンを映像で確認している間、パスコースが塞がれていたことが分かると、「パスを出したほうが良かったとも言えるし、そうでもないとも言える」と述べた。 タケの活躍がさらに本格化し、もっと頻繁にネットを揺らすようになったら、ソシエダは波に乗り、白星を積み重ね始めるに違いない。サッカーチームにも、ポジティブな思考の持ち主が必要なのだ。 取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア) 翻訳●下村正幸
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