友達に馴染めず泣いていた娘の記憶...涙とともに思い出した理由【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミモレでは、ミドルエイジ女性読者から「人生の午後に詠む短歌」を募集中。女性たちの短歌を紹介していきます。
愛しい日々が蘇ったのは…
頬濡らし アクセル踏み込む ラストドライブ 走り抜けるのは 過ぎ去りし愛しき日々 作者/megさん(40代) 解説: 10年乗った愛車を手離すことになり、最後に1人でドライブした時の想いを詠みました。 この車で、娘たちの保育園や習い事の送迎、遊びに連れ出したり、車内でお友達に馴染めず泣く長女の話を聞いたりしました。愛車との別れはたくさんの記憶を想い出させてくれ、自然と涙が溢れました。 あの時間があったから、今がある。ありがとう。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、切ない気持ち……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。